目黒川で助けられたもふもふのシンデレラ。
まっくろくろすけ? フクロウ? もふもふボディに、ぴょこんと立った小さな耳。一度見たら忘れられない不思議な魅力に溢れたねこさん。
飼い主であるテキスタイルデザイナー・藤澤ゆきさんとの出会いは、2016年のこと。「目黒川の浅瀬で動けなくなっていたところを、近所のおじさんと一緒に救出しました。すぐに警察に届けたのですが飼い主は見つからず、うちの子になったんです」と藤澤さん。
そんなねこさんは、怖がりだけど甘えん坊な性格。取材時も、最初は緊張して物陰に隠れていたものの、おそるおそる近寄ってきて、気がつけば床にゴロン。「本当は、人がいる場所が好きなんですよね。それなのに人見知りしちゃうところが、いじらしくて愛おしいんですよね」

自宅をリノベーションする時に猫穴を設置。

ペロリと舌を出した顔がお茶目。不思議な色合いもボディは、冬になると全体的にもっともふもふになり、フクロウ感がアップ。

“ねこさん”は預かり期間中からの呼び名。「飼い主さんが現れた時に寂しくなると思い、あえて距離をおいて名前をつけなかったのです。でも、逆に愛着が湧いてしまい、正式に名前となりました」
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