持つだけでハッピーになれちゃう!? オリジナリティあふれる“お守り”8種

ライフスタイル
2025.01.10

より素敵な2025年を過ごしたいなら、自身の在りたい姿や願いで選んだお守りを手に取るのもいいかもしれない。今回は、持っているだけでちょっと心が弾むような、オリジナリティあふれるお守りを8種ご紹介。

大切に扱いたい、神仏の力が宿る縁起物。

お守りを愛するマニア、自称「オマモニア」の林直岳さんが収集したお守りは、現在4600体以上。複数持つと、神様仏様同士が喧嘩する、なんて話も聞くけれど…。

「私自身、バチ当たり的な被害を受けたことは一度もないから安心してください(笑)。神様仏様はそれぞれに独自の得意分野があって、力を寄せ合い足りない部分を補い合ったりしています。なので、助け合いはすれど、喧嘩をすることはまずありません」

大事なのは、神仏のご神体が収められている存在として、思いを込めて丁重に扱うこと。

「日本はお守り大国。最近では、多種多様な人々の願いや祈りに対応した、個性的なものも増えてきています」

林さんには、8種類のお守りをセレクトしていただいた。

「どんな願いが込められているか、デザインの来歴も知った上で自分にぴったりくるお守りを選べば、神仏の力が宿る縁起物になりますよ」

持つだけでハッピーになれちゃう!? 厳選お守りセレクション

手塚治虫氏の先祖とのご縁で、マンガ『火の鳥』コラボが誕生。

【茨城県・常陸國總社宮】ヤマトタケル御守
ご利益は心身堅固、万難霧消。ヤマトタケルノミコトが腰掛けたと伝わる聖石が祀られる神社。漫画家・手塚治虫氏の先祖が神社の所在地に所縁があり、マンガ『火の鳥』に登場する火の鳥とヤマトタケルのイラストを用いたお守りが誕生。「コラボものはよくありますが、土地とご縁がある関係性だと、より力が宿る気がします」(林さん)。初穂料 各¥800(郵送可) https://sosyagu.jp

神紋の双葉葵があしらわれた、透かしレースにうっとり。

【京都府・下鴨神社】レース御守
ご利益は開運招福、心身美麗。神社のご祭神の一柱が女性の玉依媛命なので、女性好みの美しいデザインのお守りが充実。「地元を代表する衣料品メーカーとタッグを組み、そこで使われている生地と同じレースで織られています。お守りは汚れを嫌うので丁寧に扱うべきですが、これほど綺麗な袋だと、自然に大切に扱えそうですね」。初穂料¥2,000 https://www.shimogamo-jinja.or.jp

封入された内符(ないふ)のパフは、美を授けるご利益にマッチ。

【神奈川県・川崎大師】しょうづか べっぴん守
ご利益は心身の美。厄除けのお寺として全国にその名が知られる、川崎大師の境内にある小さなお堂は美人祈願の隠れスポット。祀られる「しょうづかの婆」は、容貌を美しくしてくれると伝わる。「お守りの中には一般的には“内符”というお札が入っているのですが、こちらはお化粧に使うパフ。美のご利益にぴったりですよね」。初穂料¥500(郵送可) https://www.kawasakidaishi.com/

太陽の尽きせぬ光エネルギーを、異なるデザインで表して。

【千葉県・天津神明宮】運気向上守
ご利益は運気向上、心願成就、除災開運、諸業繁栄。ご祭神は約840年前に伊勢から勧請した天照大神。「天照大神は別名太陽神。神々しい日の出の様子を3種揃えた、印象的なデザイン。運気向上の願いと、昇っていく太陽とがリンクします。今の自分の気分や願いにピッタリくるものを選べば、よりパーソナルなお守りになるでしょう」。初穂料 各¥1,000(郵送可) http://www.shinmei.or.jp/

手作りの温もりも感じる、働く女性の守り神のおきつね。

【京都府・折上稲荷神社】稲荷きつね折り上げ守り
ご利益は、金のおきつねが商売繁盛・金運・仕事運、銀のおきつねが開運・良縁・災難除け。京都伏見稲荷とともに最古の稲荷神が祀られ、江戸時代から働く女性の守り神として信仰を集めている。「おきつねさんの折り上げ守りは、一つ一つ宮司さんが手作業で折ったもの。表情が異なるのが味わい深く、ありがたさも格別です」。初穂料 各¥1,500(郵送可) https://origami-inari.jp/

巡礼者のパワーも込められた、荒木飛呂彦氏のデザイン。

【和歌山県・熊野本宮大社】和の守
ご利益は開運、世界平和。熊野古道と神社を何度も訪れ、宮司とも縁があった漫画家・荒木飛呂彦氏がデザイン。表は熊野古道、裏はスペインの巡礼道を描き、世界中の人々の和合も祈念した。「ポップなデザインが目を引きます。巡礼のように、苦労して手に入れたいものや、成し遂げたいことがある人を見守ってくれるお守りです」。初穂料¥2,000(郵送可) http://www.hongutaisha.jp/

お守りに生まれ変わった、明治神宮の旧鳥居の古材。

【東京都・明治神宮】除災招福守
ご利益は災難除け、招福。鎮座100年を機に鳥居が建て替えられたが、参拝者を迎える役割を終えた旧鳥居の古材を用いた貴重なお守り。柄は年度ごとに変わり、明治神宮ゆかりの柄を採用。「樹齢1600年ほどの台湾檜には、人々の思いがこもっているように感じ、特別感が増します」。正月に授与開始、なくなり次第終了。初穂料¥1,500 https://www.meijijingu.or.jp/

神社仏閣を巡って得られる、正月限定の七福神&宝船。

【東京都・天祖神社(福禄寿)/久國神社(布袋尊)/十番稲荷神社(宝船)/熊野神社(恵比寿)/宝珠院(弁財天)/大法寺(大黒天)/麻布氷川神社(毘沙門天)/櫻田神社(寿老神)】港七福神めぐり 御守あつめ

ご利益は商売繁盛、恋愛成就、幸福長寿など。港区内にある七福神と宝船に所縁のある計8か所の神社仏閣を巡って集められる、正月期間限定のお守り。歩いて回っても3~4時間程度の道のり。「プチ巡礼の感覚で集めるのも楽しいですし、8体のお守りを並べると、宝船の一枚絵になるのもポイント」。初穂料 各¥500 1月13日まで。https://www.minatoshichifukujin.org/

PROFILE プロフィール

オマモニア(お守りマニア) 林 直岳さん

オマモニア、お守りコーディネーター。本業はグラフィックデザイナー。神社仏閣のブランディングなどにも携わり、「御守博物館」を設立するのが夢。日本最大級のお守りサイト「オマコレ」を運営。http://omacolle.com

写真・土佐麻理子 取材、文・板倉ミキコ

anan 2429号(2025年1月8日発売)より

MAGAZINE マガジン

No.2429掲載2025年01月08日発売

運の拓き方 2025

スピリチュアリストの江原啓之さん、オリエンタル占星術の水晶玉子さん、ご利益の専門家・藤本宏人さんらが、2025年一年をより良いものとするための心得をアドバイスしてくれます。さらに幸運を呼び込むための「予祝」、習慣にしたい開運アクションや香りのパワーを取り入れる方法など、運を拓くための行動提案もたっぷりお届け。ハッピーに毎日を過ごすアイデアが満載です。

詳しくみるマガジン一覧

PICK UPおすすめの記事

MOVIEムービー