教えてくれたのは、「一般社団法人 防災ガール」代表理事の田中美咲さんと、危機管理アドバイザーの国崎信江さんです。
社外で打ち合わせ中に揺れたら、慣れない場所でも、できる限りの努力を。
「基本は自社にいるときと同じ。倒れそうな棚や、窓ガラスから離れます。机の下に潜り込む、持っているカバンやアウターなどで頭をカバーするなど、できる限り体を守る工夫を」(田中さん)。勝手が分からないオフィスでは、安全なスペースを探す日頃の訓練が、功を奏するはず。
揺れがおさまったら、自分の居場所を上司に伝える。
避難するときは、訪問先の施設のルールに従って。誘導してもらえないときは、自身の判断で行動する。「自社の人や家族に、災害用伝言板などで自分がどこにいるか伝えること。万一、その後何があったとき、どのエリアに自分がいるか把握してもらえるようにします」(国崎さん)
路上を歩いているときに揺れたら、塀や電柱のないところへ。
カバンで頭を守りながら、電柱、看板、ガラスなどから離れる。住宅街では、ブロック塀が崩れてくるかも。「車が走っていなければ、ひかれないよう手を振りながら車道中央へ逃げてもよいでしょう」(田中さん)
揺れがおさまったら、公園など、広い場所へ移動。
「人の流れに乗って駅などへ向かうと、帰宅困難に陥る可能性大。まずは広い公園などへ移動を」(田中さん)。スマホなどで情報を集め、帰宅困難な状況が発生しているなら、開いてるカフェで待つくらいの余裕を持って。