キッチンには、べったりこびりついた油など難敵がいっぱい。その中でも毎日使うシンクはヌメリと臭いといった難敵揃いです。ピカピカにするにはハードルが高そうですが、
「基本、スプレータイプの漂白剤が有効。ナチュラルクリーニング派は、10~15g程度の重曹をふりかけた排水口に酢を回しかけると、その発泡作用でヌメリや水垢を落とせます」
と整理収納アドバイザーの藤井あや子さん。藤井さんからシンクのお掃除方法を伝授していただきました。
繊細なステンレスはゴシゴシ洗い厳禁。
- 漂白剤をパーツにスプレー、5~10分置いたらブラシでこする。触りたくない人はポリ袋に入れ、その上からもみ洗いしてもOK。
- パーツと同様に、排水口の内側にも漂白剤をかけ、汚れが浮いてきたら丁寧にブラッシング。ヌメリがなくなるまでしっかりと。
- ステンレスのシンクは傷つきやすいので、食器用の洗剤と柔らかいスポンジで優しく洗い上げる。金たわしは絶対使わないように。
- 蛇口の根元は常に濡れていて、汚れが溜まりやすい部分。食器用の洗剤を含ませた古歯ブラシで、付け根の溝に沿わせるようにして磨いていく。
- シャワーヘッドの裏側も水垢が溜まりやすい部位なので、食器用洗剤と古歯ブラシを使って、溝から汚れをかき出すようにブラッシングする。
- 水道の蛇口やシャワーヘッドなど、金属部分がピカピカになると、それだけでシンク全体の清潔感がぐぐっとアップ。見落としがちな蛇口の裏側まで、ぞうきんでしっかりと磨き上げて。水垢がかたくこびりついている場合は、専用の洗剤を使ってオフ。
- 最後に水滴を残さないよう拭き上げれば、シンク掃除フィニッシュ。普段から洗い物をした後、シンク内をから拭きする習慣をつけておくと水垢がつきにくくなる。
藤井あや子さん 整理収納アドバイザー。家事・お掃除サービスを行う「ホームラボ」代表。ブログ「毎日がうまく回るお片づけと掃除」も人気。