稲葉浩志さんと4つの“大人の男”。
ロックバンドB’zのボーカル、稲葉浩志さん。ananには20年ぶり3度目の登場となり、稲葉さんの35年以上のキャリアの中で女性誌の表紙を飾るのは初めてのこと。偉業を積み重ねてきた稲葉さんはまさに「大人の男」を体現されるお一人ではないでしょうか。これまでもこれからも追いかけたくなる、パワー漲る表情を見せていただいた表紙撮影。その舞台裏をお届けします。
B’zとしての活動は昨年に35周年を迎え、今年6月には10年ぶりにソロアルバムをリリースするなど、ソロとしてもバンドとしても精力的に活動を続けている稲葉さん。実は、昨年の夏に編集部から取材を申し込み、念願叶って表紙にご登場いただきました。ロックスターとしての長年のキャリアが裏付けしてくれる「大人の男」の煌めきを、シンプルかつ最大限に引き出せるように、4つのシチュエーションを用意して撮影しました。
まず1つ目のシチュエーションは、スーツで着飾る「大人の男」。全身を黒のスーツで包んだラグジュアリーなスタイルで、セレモニーに出席するような装いになりました。立ち姿だけでも十分存在感がありますが、スタジオ内を歩き回っていただいたり、最後にはジャンプしてもらったりと、重厚感ある雰囲気と動きの軽やかさが絶妙なバランスに。ベストなジャンピング稲葉さんをカメラに収めるべく、試行錯誤を重ねて何度もジャンプしていただきました。
次のシチュエーションは、ちょっとセクシーな「大人の男」。ピンクの光沢あるシャツをラフに着ていただき、“メッシュ”や“シースルー”をテーマにフェンスやビニールを使ってライブの時のような艶っぽさを表現。稲葉さんの目線の高さに合わせてピンと張ったビニールをセット。そこに切り込みを入れて稲葉さんに引き裂いてもらうようにお願いしました。最初は遠慮気味に裂け目に片手を入れていたのが、両手を使って徐々に力強く引き裂いてくれ、最後はちょっとのけ反るような体勢で表情をいただき、とてもノリノリに撮影を楽しまれ、今にも稲葉さんのシャウトが聞こえそうな臨場感ある写真が出来上がりました。
3つ目はライダースジャケットを羽織ってのロックスターな「大人の男」に。実はこの日は朝から大雨が降っていたのですが、撮影の途中で雨はやみ晴れ間が差したので、スタジオの入り口にある錆がかった扉の前で撮ることに。扉に寄りかかるような体勢で腕を組む稲葉さんは、言葉では尽くしきれない存在感でした。「笑顔もお願いします!」とお願いすると、撮影とは思えないくらい自然な笑顔をカメラに向けていただき、リラックスした状態で撮影に臨まれているのが伝わるようなものに。
最後は、Tシャツにデニムでシンプルにかっこいい自然体の「大人の男」。カラーとモノクロで撮り分けて、稲葉さんの素の魅力たっぷりな彫像のようなポートレートを撮り下ろしました。ライブではご自身でもギターを弾かれる稲葉さん。この日はアコースティックギターをお持ちいただき、「ギターを弾いてるふう」のカットをお願いしたところ、撮影のセットチェンジで手持ち無沙汰な稲葉さんが、なんと実際にギターを弾き始め…! さらにメロディに合わせて口ずさむお姿まで! そのままミニライブのような状態で即興の演奏シーンを撮影するという、とても貴重で豪華なひとときになりました。
インタビューでは、20年ぶりのanan登場や10年ぶりのソロアルバムのお話など、稲葉さんのキャリアだからこそ語れる過去と現在の音楽への向き合い方や、「大人の男」をテーマに人生観をたっぷりお話しいただきました。
全24ページの大ボリュームで追いかけた、大人の男・稲葉浩志をお見逃しなく!
稲葉さんの演奏でミニライブ会場になったスタジオ。その様子はぜひ誌面をチェックしてください。
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