一つずつ手押しした温もりを感じさせる霰紋。
1625年に創業し、15代にわたり南部鉄器を製作する鈴木盛久工房で生まれた鉄瓶。丸みのあるフォルムと霰紋が押された鋳肌は、ずっと眺めていたくなる美しさ。¥80,000(鈴木盛久工房/BLOOM&BRANCH AOYAMA TEL:03・6892・2014)
表面の凹凸とユニークな形の持ち手がポイント。
金沢在住の金工作家である西川美穂さんが手がける茶匙。手でひとつずつ打ち出しているため、それぞれに違った表情を見せる。表面に凹凸のテクスチャーを施したことで滑りにくく仕上げた。¥2,200(西川美穂/poooL TEL:0422・27・5818)
天然の木目と職人の技が生きた、ずっと使いたい茶筒。
山中漆器の伝統技法「加飾挽き」の一つ「千筋」が全面に施されている。シンプルな佇まいながら空間に置くと独特の存在感を放つ。木製の茶筒は外気の影響を受けにくく茶葉を保存できる。¥12,000(我戸幹男商店/GATOMIKIO/1 TEL:0761・75・7244)
老舗の洗練された道具が、お茶の時間を贅沢に彩る。
京都の老舗「金網つじ」の手編み茶こしと、茶筒を手作りする「開花堂」の受け皿がセットに。伝統工芸の技術を存分に生かしたモダンで使い勝手のよい逸品に仕上がった。¥26,000(金網つじ×開化堂×QUICO/QUICO TEL:03・5464・0912)
口に入れた瞬間、溶けてやさしい甘みが広がる。
桃色、白、抹茶、小豆という4種のこし餡玉を、クリーム状にした白い蜜で包んだお菓子。上品な甘さと緑茶のハーモニーを味わって。ギフトにもぴったり。あん丸¥1,750(san grams/サングラムグリーンティー菊川本店 TEL:0537・36・1201)
※『anan』2020年11月11日号より。写真・多田 寛 スタイリスト・野崎未菜美 文・重信 綾
(by anan編集部)