オンライン通話は、対面しているときよりも、感情がうまく伝わりにくいのは否めません。不機嫌? と誤解されないためにも気になるポイントを参考にして。オンライン通話の“身だしなみ”について、人財育成コンサルタント・片桐あいさんとITジャーナリスト・高橋暁子さんに伺いました!
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オンライン通話の“身だしなみ”

1、背景を変えるときは髪をきちんとまとめる。

髪型を整えるのは基本。とくにバーチャル背景を利用する場合はまとめ髪がベター。「遊び毛があるとトリミングされて不自然に見えることも」(片桐さん)

2、眉はいつもよりはっきりと描く。

顔の印象を左右する眉は普段より濃いめに仕上げるのが◎。「ナチュラルメイクでも眉をしっかり描くだけできちんとした印象になります」(高橋さん)

3、ハイライトやノーズシャドウでメリハリを。

画面だと顔が平面的に映るので立体感を演出して。「目力も重要です。マスカラ、アイシャドウはくっきり入れるくらいでちょうどいいです」(片桐さん)

4、リップのツヤは抑え気味に。

唇の色は比較的画面にきれいに映るため、リップは抑え気味でOK。「逆にツヤ感の強いグロスは、話しているときに口元が悪目立ちします」(片桐さん)

5、揺れるアクセサリーは避けたほうがよし。

顔まわりを華やかに飾り立てるのは逆効果。「シンプルなアクセサリーを選びましょう。揺れるタイプも画面に映ると気になるので避けて」(片桐さん)

6、口角が下がらないように注意。

話すときも待機中も、普段より少し口角を上げよう。「無意識でも口角が下がると不満そうに見えます。笑顔はビデオ通話の大事なマナー」(片桐さん)

7、えー、あー…。つなぎの言葉はノイズになる。

「えーと」などの余計なつなぎ言葉は、聞き手のノイズになり、印象を下げることにも。「絶対にNGではないけれど、極力減らす努力を」(片桐さん)

8、髪や顔を触らない。

髪や顔を触るクセがある人は要注意。「カメラは近くにあるものを大きく映すため、手や腕が大写しになり、見ている人はとても気になります」(片桐さん)

9、語尾まではっきりと。

声が尻すぼみになるとマイクが拾いにくく、自信なさげな印象にも。「なるべくはっきり、ゆっくり話すことが大切。語尾まで徹底しましょう」(片桐さん)

10、白バックのときに白い服は避ける。

背景と同じ色の服は画面上で同化しやすいうえ、白の服は顔色が暗く見えやすいそう。「背景とコントラストをつけると顔映りがきれいに」(高橋さん)

片桐あいさん 人財育成コンサルタント。外資系IT企業での経験をもとに『これからのテレワーク』(自由国民社)を出版。新著がまもなく発売予定。

高橋暁子さん 元小学校教員。SNSや情報リテラシー教育が専門のジャーナリスト。教育出版令和3年度中学校国語教科書にコラム掲載予定。

※『anan』2020年9月2日号より。イラスト・石山さやか 文・熊坂麻美

(by anan編集部)

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自分のしていること(仕事や専門性の高いことなど)が過小評価されていて、日の目を見ない状態を⻭がゆく感じやすいときです。先進的すぎて理解されないとか、周知が足りないだけとか、内容が難しすぎるとか理由はあるにしても、あきらめないことが大切です。投げ出さずに目標に向かって努力を続ければ必ずチャンスはきます。

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