トラブル別に、しっかり腸もみ!
POINT1:まず1回やってみて、できそうなら3~5セット行う。
POINT2:大腸もみ以外の手の形は、第一関節を重ねて上写真のように。
TROUBLE1:便秘でカチコチ!
大腸もみ
お通じがご無沙汰の人は、わき腹をつかんでもんで大腸をほぐして。腸の動きが活発になり、ウエストがくびれやすくなるメリットも!
1.右の腰骨から上に向かって3か所もむ。
2.左の肋骨下から下に向かって3か所もむ。
大腸の流れに沿ってもむのがポイント。まず右の腰骨の上をつかんで押し込み、親指の位置はそのままで4本の指を少しずつ上にずらして刺激。同様に、左の肋骨下から腰骨に向かってつかみもむ。押し込むときにゆっくり息を吐く。
TROUBLE2:ガスでぱんぱん!
横行結腸もみ
流れが滞りやすい大腸の左右のコーナーと横に走る横行結腸をほどよく刺激。腸を動かして、たまったガスを放出しよう。
1.肋骨の下をハの字になるように3か所押していく。
みぞおちから少し右下に手を置き、息を吐きながら指の腹でゆっくり押す。肋骨に沿ってポイントを右下の方向へずらしていき、3か所刺激する。左側も同様に行う。指を立てたり押し込みすぎないように注意。
TROUBLE3:出し切れずにもんもん…。
S字結腸もみ
出そうで出ない、左の下腹部が硬い「ふんづまり」気味のときは、便がたまりやすいS字結腸付近をていねいにもんで便通を促そう。
1.左骨盤の内側を回しながら押す。
左下腹部の奥にあるS字結腸を刺激する。左骨盤の内側のぐりぐりした場所を、息を吐きながら両手の指の腹でもみほぐす。便がたまって硬くなったS字結腸に響き、排泄が促される。痛みを感じたら、強さを加減して行う。
TROUBLE4:水でタプタプ…。
リンパ流し
お腹のタプタプは水分の摂りすぎや代謝ダウンが原因。余分な水分をためないようお腹まわりのリンパを流してスッキリ。
1.お腹にしっかり手を密着させ、ゆっくり鎖骨までさすりあげる。
2.左の鎖骨を右手の人差し指と中指ではさみ、外側へと流す。
両手でおへそを覆い、手のひらまでしっかりお腹に密着させる。そのまま胸の間を通り、鎖骨までさすりあげる。仕上げに右手で、全身のリンパ液が流れ込む左の鎖骨に流す。バランスが気になる人は、右の鎖骨も外側に流す。
TROUBLE5:お腹がキュルキュル。
腸まわりさすり
お腹がゆるいときは、腸が過活動&過緊張の状態。大腸の周りを優しくさすって深呼吸して、落ち着かせよう。
1.右の骨盤の内側から時計回りに大腸の外周を、四角を描くようにゆっくりさすり、深呼吸する。
大腸の始点である右の骨盤の内側に両手を当て、大腸の外周(お腹に手を当てた外側)に沿ってゆっくりさする。あまり刺激を与えずなでるように行い、深呼吸を繰り返すことで、腸の緊張がやわらいで自律神経も整っていく。
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※『anan』2020年7月22日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・高松由佳 モデル・横田美憧 取材、文・熊坂麻美
(by anan編集部)