3つの基本動作の中で、カラダに一番悪影響を及ぼすのが誤った座り方。常に姿勢に注意しながら、座る時間を少しでも減らす努力も忘れずに。教えてくれたのは、姿勢治療家(R)・仲野孝明さんです。

疲れない座り方

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POINT1:背すじを伸ばしたまま座る

座ったときに背骨を触り、ゴツゴツと骨が出ていたり、重心が前のめりにズレて、背中が丸まっている可能性が。座る前に、背伸び(※)をすると、背すじを伸ばしやすくなる。

POINT2:座ったとき、坐骨が立っている

骨盤の一番下にある2つの骨が坐骨で、座ったときにお尻の下に手を入れるとゴツゴツと触れる部分。これが体幹を支えてくれるので、坐骨を立てて座ると、腰まわりがラクに。

POINT3:脚を軽く開いて座る

武士のように40~50度(こぶし3~4個分)脚を開いて座ると、坐骨が立ちやすい。電車などで脚を閉じたいときは、脚を揃えて横に少し倒し、ときどき左右を入れ替えるとよい。

POINT4:地面に足裏をつける

足をぶらぶらさせた状態で座ると、太もも裏が圧迫され血行不良に。椅子はひざが直角に曲がり、足裏が地面にぴったりつく高さが理想。つかない場合は、足置きなどで調整して。

+αの意識で万年疲れ知らず

たたんだタオルを坐骨の下に敷く。

背もたれのある椅子に座るときは、背もたれとお尻の間にすき間ができやすく、坐骨が立ちにくい。すき間ができる人は、タオルを利用して。たたんだタオルをお尻の下にセットして、その上に座ると、角度ができて坐骨が立つ。座席が硬くて痛いときにも有効。

脚を組むクセは、百害あって一利なし!

脚を組むと、骨盤が後ろに倒れた状態で固定され、その上にある背骨が傾き猫背に。さらに骨盤と背骨がねじれて、左右のバランスにも影響が。筋力が落ちて、ウエストやヒップがたるむと、悪いことばかり。組まないと落ち着かない場合は、足首だけをクロスさせて。

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立ち上がるときは上半身を傾けてから。

「よっこらしょ」とついつい言ってしまう人は、筋肉が衰えてきた証拠。無理な力が入り、腰への負担が増えるので注意すべし。重力を使い、上半身を傾けて、脚のつけ根から動かすと、スッとラクに立ち上がることができる。その際、座面を軽く手で押してもOK。

(※)足を肩幅に開き、手を組み、手と顔を真上に向けて、背伸びします。その後、顔を正面に戻して、両手を左右から大きく下ろしましょう

なかの・たかあき 姿勢治療家(R)、仲野整體東京青山院長。著書に『調子いい!がずっとつづく カラダの使い方』(サンクチュアリ出版)。

※『anan』2020年2月26日号より。イラスト・キタダイマユ 取材、文・鈴木恵美

(by anan編集部)

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