料理のレパートリーが広がると、ついつい増えていってしまう調味料。使い切る前に賞味期限が…、という経験も少なくないはず。そんな読者に今回、瀬尾幸子さんが提案してくれたのは“めんつゆ”の活用法。夏の定番、そうめんに欠かせないめんつゆをベースに、味や風味を足すことであらゆる料理に活用できる“たれ”が作れる。
「めんつゆの主な原料は、醤油とかつおやさば、昆布などのだし。そこに多少の甘味や旨味成分が加わり、すでに調味料として出来上がっている。そこにレモン汁の酸味を足せばぽん酢に。ほら、買わなくても作れる!」と、瀬尾さん。
ベースとなるめんつゆのポイントは、なるべく添加物が入っていないものを選ぶこと。その分素材の旨味を引き出しやすくなり、味を加えていってもくどくならない。
きのこきんぴら
しんなり透明感が出るまでじっくり炒めて。シコシコツルツル食感がクセになる。
<材料/2人分>
エリンギ…2本(120g)
しいたけ…3個(60g)
ベーコン…2枚
にんにく…1かけ
オリーブオイル…大さじ1
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ1
七味唐辛子…適宜
<作り方>
1.エリンギは半分の長さに切ってから、薄切りに。太いときは幅も半分に切る。しいたけは石突きを取り薄切りにする。ベーコンは短冊に切る。
2.フライパンにオリーブオイルと薄切りにしたにんにくを入れて弱火で炒める。
3.香りが出たらベーコン、きのこを入れて十分柔らかくなるまで炒める。
4.強火にし、めんつゆを入れて水気がなくなるまで炒める。
5.器に盛り、好みで七味唐辛子を振る。
【variation】きのこの種類を変えると食感にも変化が。ベーコンの代わりに豚肉の細切れを使っても。
長芋おじや
冷えは大敵、夏こそお腹を温めよう。とろとろ食感の優しいおじや。
<材料/2人分>
ご飯…1杯(150g)
水…300ml
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ2
長芋…8cm(100g)
卵…1個
万能ねぎ(小口切り)…適量
<作り方>
1.鍋に水、めんつゆ、ご飯を入れ、好みの柔らかさに煮る。
2.長芋をすりおろし、のせる。
3.全卵または卵黄を中央にのせる。
4.卵が好みの煮え具合になったら出来上がり。仕上げに万能ねぎをちらす。
【variation】長芋の代わりに旨味成分を豊富に含んだトマトを使っても。わかめを加えれば栄養たっぷりに。
せお・ゆきこ 料理研究家。誰もが作れて簡単、かつおいしいをモットーに、一人でも多くの人に台所に立ってほしいと願っている。
※『anan』2018年6月20日号より。写真・津留崎徹花 スタイリスト・野崎未菜美 文・つるや ももこ 撮影協力・UTUWA
#料理の記事をもっと読む!
#ダイエットについてチェック!
※『バチェラー・ジャパン2』から学ぶ婚活スキル4つ
[gunosy]#男の体験談について、さらに覗いてみる♡[/gunosy]