真野(以下M):恵比寿に世界各地のパンを集めたパン屋がオープンしたんです。週替わりのスープやパンのお供にぴったりなジャムに紅茶、お菓子やドリンクも並んでいて、異国のものにワクワクしちゃう!
編集N(以下N):世界の朝ごはんが食べられるカフェ『WORLD BREAKFAST ALLDAY』が出したお店ですね。50か国以上のメニューを取り上げた中から選りすぐりのパンが揃っているのだそう。
M:特に、中東や南米など西欧以外のパンがあるのが珍しくて。例えば、パンの中央にある卵黄がインパクトを放つ、ジョージアの“ハチャプリ”。朝ごはんの定番なんですって。
N:初めて見ました。
M:このハチャプリは、黒海沿岸のアジャラ地方のもの。オーブンで少しトーストしてから食べるのがおすすめよ。パンの表面をカリッとさせて、チーズはとろとろに。両端のとがった部分をちぎって、溶けたチーズと卵を混ぜてすくいながら食べてみて。ジョージアには行ったことがないけれど、山岳地帯が多く牧畜が盛んな地域ならではの味わいに、気持ちはすっかりトリップしています(笑)。
N:その国の食文化やパンについて簡単なトリセツがもらえ、背景を知ることができるのも、なかなか楽しい。
M:知育食育の食体験に、きっと話題をさらう手土産になりますよ~。
手前から時計回りに、じゃがいもを練り込んだスコットランドのパン、タッティースコーン1/2 各¥260、ハチャプリ¥580、ライ麦粉の生地でミルク粥を包んだフィンランドのカルヤラン・ピーラッカ各¥200、上にのせたムナボイ¥100、上にハーブがたっぷりのったレバノンのマヌーシェ¥280、ブルガリアの国民食・バニツァ¥480。
世界のパン「パダリア」 東京都渋谷区恵比寿西1‐17‐2‐103 TEL:03・6416・1157 8:00~19:00(パンがなくなり次第終了) 不定休
真野知子 ギフトコンシェルジュ。手土産など日常的なギフトからハレの日まで多彩なシーンに合わせたギフトをセレクト。
編集N お店のご近所さんは日替わりのスープとセットでランチに。羨ましい!
※『anan』2023年2月1日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・野崎未菜美
(by anan編集部)