NEWパティスリーのチョコレートケーキ自信作。
【1】シンプルで上質、力強い香りのケーキ。
feuquiage(フキアージュ)
チョコレートケーキ ¥530
『クリオロ』など名店パティスリーを経て、海外で製菓指導に携わり、オープン前はポップアップイベントで注目を集めた畠山和也さん。焼き菓子とケーキの店を調布に構えた。共通しているのはシンプルなおいしさ。「誰もが親しみのあるスタイルと味を大切にしたのがチョコレートケーキです」。おなじみのものだからこそ、香りのよさが秀でたコロンビア産ダークチョコレートのフィノデアロマを用いるなど、上質な素材使いが生きている。しっとりとした舌触りのあと、力強く華やかなカカオの香りにふわりと包まれる。東京都調布市小島町1‐2‐5 TEL:なし 11:00~19:00 月~水曜休 Instagramは@feuquiage
【2】濃密で爽やかな酸味も。口溶けのよさが真骨頂。
Patisserie Chocolaterie Recit(パティスリー ショコラトリー レシィ)
ノヴレス ¥750
昨年12月にオープンしたばかりのニューフェイス。オーナーシェフ・ショコラティエの寺﨑貴視さんは、『マジ ドゥ ショコラ』『プレジール』などで活躍後、自身の店を構えた。「ノヴレス」は、赤いフルーツ系のエレガントな味わいのチョコレートにミルクチョコレートを加えたビスキュイを3層重ね、キャラメルフランボワーズガナッシュを間に挟んだ構造。濃厚なカカオ感のあと、フランボワーズの気品ある酸味が追いかけ、口溶けよく同時に消えていく。名が表す通り“高貴”な味わい。東京都世田谷区松原5‐26‐15 松原パレス1F TEL:なし 11:00~19:00 月曜休、不定休あり Instagramは@recit_tokyo
【3】なめらかで濃厚な味わい、お酒を合わせても◎。
teal(ティール)
アマゾンカカオチーズケーキ ¥880
渋沢栄一にゆかりがある日本橋兜町の日証館で、新たな歴史を刻み始めたチョコレート&アイスの店。元『パスカル・ル・ガック』の眞砂翔平さんと『Patisserie ease』大山恵介さん、トップシェフ2人のチームワークが早くも話題だ。慣れ親しんだお菓子を軸に、オリジナリティあふれる品々が並ぶ。「アマゾンカカオチーズケーキ」は、フルーティなアマゾンカカオと仏産のほどよい塩気のクリームチーズのコンビ。華やかなチョコの果実味とクリームチーズの爽やかさが重なり合う。重めの赤ワインとぜひ。東京都中央区日本橋兜町1‐10 日証館1F TEL:03・6661・7568 11:00~18:00 水曜休 https://tealtokyo.stores.jp/
【4】伝統菓子をアレンジしたしっとりざくざくの生地。
CONFECT‐CONCEPT(コンフェクト コンセプト)
ガトーバスクショコラ ¥620
オーナーシェフ・パティシエの遠藤淳史さんがフランス・パリで修業時代、素朴で飽きのこない味が好きで、いろいろな店を巡って食べていたのがガトーバスク。思い出の味をシェフの理想のスタイルに仕上げたのがこちら。がっしりとした骨格を出すために、ざくざくと歯切れがよくしっとりとした中力粉のクッキー生地に、酸味と渋みがしっかりした66%以上のビターチョコレートを使う。間には硬めに炊いたチョコカスタードにアーモンドパウダーを加えた濃いクリームをサンドしている。東京都台東区元浅草2‐1‐16 シエルエスト1F TEL:03・5811・1621 10:00~19:00 月曜休 Instagramは@confectconcept
【5】ひと口で虜になるピスタチオ×チョコの競演。
Chocolaterie&Bar ROND‐POINT by Hirofumi Tanakamaru(ショコラトリー アンド バー ロンポワン バイ ヒロフミ タナカマル)
グランピスターシュ ¥691
「いかにピスタチオを味わうかがテーマ」と、オーナーシェフ・ショコラティエの田中丸博文さん。自身が作るピスタチオのボンボンショコラをベースに再構築したこのケーキ。ひと晩かけて石臼で挽き、極めてなめらかにした自家製ピスタチオペーストを、小気味いい食感の生地、ホワイトチョコを加えたフィアンティーヌ、ガナッシュ、シャンティショコラに合わせ、立体的な味を組み立てる。「力強くワイルドなイメージに」。パリッとした板状のミルクチョコレートがアクセント。東京都中野区中央2‐47‐2 コートフェニックス 1F TEL:03・5989・1585 11:00~18:00 月・火曜休 https://linktr.ee/hirofumi_tanakamaru
※『anan』2022年1月19日号より。写真・津留崎徹花 スタイリスト・荻野玲子 監修・chico 取材、文・池田祐美子 撮影協力・UTUWA
(by anan編集部)