混ぜてかけるだけ! 万能“生姜オイル”で夏の体をサポート

フード
2020.07.26
香りや風味が格段に上がり、味がぐっと引き締まる! 薬味は夏の料理の必需品。薬味と調味料を混ぜるだけで完成の“たれ”を使いこなし、暑い時期を乗り切ろう。

食欲をくすぐる香りで、夏の体をサポート!

ふわっと広がるさわやかな香りで食欲をくすぐる薬味。

「香りの成分は嗅覚を通じて脳にダイレクトに働きかけるもの。香味野菜全般の香りにはリラックス作用が。いい香りとともに食事をするのは、アロマテラピーと同じ効果があるともいえます」

と言うのは、自身も大の薬味好きという皮膚科医の山崎まいこ先生。他にも肝臓の働きを助けたり、解毒効果、抗酸化作用や食欲促進など、夏に嬉しい効果が。

「抗菌作用がある香味野菜もあり、夏の体は防衛のため、自ずと欲しているのでは。ビタミンやミネラルなどの栄養素や、香味成分はいずれも微量。好きな量を楽しんで」

今回は、薬味使いが巧みと評判の料理人・山本千織さんに、超簡単な薬味たれを教えてもらいました。食材との組み合わせ次第で、おいしさを何倍にも膨らませてくれる、魅惑の薬味ワールド。夏バテ気味の体にもおすすめです。

生姜オイル

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香りはさわやか、でも味わいはコクがあるこのたれ。生姜に含まれるショウガオールには、殺菌作用、そして血行促進効果があるので、クーラーで冷えた体の救世主。合わせる食材を選ばない万能選手は、冷蔵庫で1週間程度保存可能。

材料(作りやすい分量)

おろし生姜…小さじ2、米油…大さじ1、藻塩…小さじ1/4~1/2、薄口醤油…小さじ1/4

作り方

ボウルに材料をすべて入れ、よく混ぜる。

刺し身生姜オイル

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青魚、白身…、どんな刺し身でもこのたれは合う、と山本さん。ぽってりしたすりおろし生姜をたっぷり巻いて、召し上がれ。

材料(2人分)

刺し身用魚(ヒラメ、鯛、カンパチ、鯵、スズキなど)…1さく、長ネギみじん切り…3~4cm分、生姜オイル…適量

作り方

刺し身を薄くスライスして皿に並べ、魚の上にネギを散らし、生姜オイルをかける。

山本千織さん 料理人。『チオベン』名義のケータリングで知られる。著書に『チオベンの揚げもの煮もの』(KADOKAWA)などが。

山崎まいこ先生 皮膚科医、まいこ ホリスティック スキン クリニック院長。消化吸収と腸内環境に着目した「ホリスティック栄養学」を提唱。体の中から美を導く診療に定評がある。

※『anan』2020年7月29日号より。写真・高杉 純 スタイリスト・西崎弥沙 取材、文・河野友紀

(by anan編集部)

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