レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『やっぱりインディア』の夜のマサハーリー ターリーです。
フード

この店名に親しみを感じた。東京を代表する南インド料理店『ダバインディア』に似てなくもない。と思っていたら、『やっぱり…』は、『ダバ…』の兄弟店で修業をした兄弟が始めた店だった!(わ~、ややこしい)

兄のスレンダジーさんは1994年に来日、弟のラムジーさんはその5年後に来日、ともに銀座『グルガオン』やそのグループ店で腕を振るっていた。ラムジーさんは、その後、三軒茶屋の有名店『シバカリーワラ』に移ったが、いつか兄弟で店を…という夢をようやく叶えたというわけ。池袋のお隣、大塚はこぢんまりした駅だ。その南口に4月24日にオープンしてすぐにカレー好きの間で話題になった。

つまみ的な前菜とカリー10種ほどにメニューを絞って営業しているが、そのどれを注文してもハズレなし。たとえばサモーサ。ポテト炒めを詰めて揚げたスナックだが、揚げたては香りもいいし塩も控えめ。こんな上品なサモーサ、食べたことない! カリーも、バターチキン、羊、シーフード、豆など10種ほど、それぞれスパイスが活き活きと香り、具の味が引き立つ。最近、塩辛いだけのカリーが横行しているけれど、ここに来ればカリー本来のおいしさに気付く。ちなみにどんな料理でも説明してくれる優秀なサービスのナビさんはスレンダジーさんの息子さん。“やっぱり”家族なんだ!

やっぱりインディア 東京都豊島区南大塚3-50-3 運来ビル2F TEL:080・3412・1701 ランチ11:00~15:00(14:30LO) ディナー17:00~23:00(22:00LO) 月曜休

マサハーリー ターリー¥1,400。上から反時計回りに、ライタ(ヨーグルトサラダ)、バターチキン、ナブラトンクルマ(7種の野菜と豆のマイルドカレー)、ダル(豆の煮込みスープ)。プラス¥100でナンを写真のチーズクルチャ(チーズがたっぷり入ったインド風ピザ)に変更できる。

いぬかい・ゆみこ レストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。

※『anan』2017年7月5日号より。写真・高杉 純 取材、文・犬養裕美子

(by anan編集部)

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見立ての甘さや準備不足などから壁にぶち当たる経験と、そんな自分の未熟さを省みるという意味の日です。何かに挑戦するというのは勇気のあることですが、周りから無謀だと止められるほどのことであれば、冷静になって考え直すのも大切なことです。日々実力をつけながら、味方を得たうえで改めて挑めばいいのですから。

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