未来を担う東西ジュニア90名が集結! エンターテインメントが凝縮された夢の一幕「SHOWbiz 2025」

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2025.01.15

東西ジュニア90名が夢の共演を果たした「SHOWbiz 2025」。1月5日(日)から1月13日(月・祝)まで全13公演で約19.5万人を動員したステージは、ジュニア90名によるユニゾンダンスナンバーやハイタッチをはじめとするファンサービスなど、盛りだくさんな内容。それぞれの個性が弾けたエネルギッシュなステージから初日の1月5日の模様をレポートします。

HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者、Lil かんさいなど、90名の東西ジュニアが有明アリーナに集結した「SHOWbiz 2025」。オープニングでは、純白タキシードで盛装したジュニアたちが登場すると、センターの円柱ステージの噴水が勢いよく噴き上がり、華やかな幕開けに。少年隊の「かがやきの日々」を歌って、輝かしいショーの始まりを彩った。「2025年、僕たちにとっても、皆さんひとりひとりにとっても、素敵な一年になりますように。今日は、僕たちが今できる最高のパフォーマンスを皆さんにお見せします!」と浮所飛貴さんが挨拶してから、全員で歌唱する「NOT ENOUGH」へ。

「織山尚大です。去年の辛いことは全部忘れて、2025年の新しい未来に向かって思い切り楽しく行きましょう」と織山尚大さんが挨拶をすると、少年隊の「愛の手紙」をアレンジした「It’s SHOWBIZ!!」を選抜メンバーで披露。キレのある華やかなパフォーマンスに引き込まれる。そして、岩﨑大昇さん、菅田琳寧さん、川﨑皇輝さんの3人が改めて「明けましておめでとうございます!」と声を揃えて新年らしくご挨拶。まず岩﨑さんが「『SHOWbiz 2025』、この舞台で年が明けてすぐ皆さまにお会いできることをとても嬉しく思います」と応援してくれるファンと新春から時間を共にできる喜びを語り、菅田さんが「『SHOWbiz』の世界を僕たちと皆さんと一緒に作っていきたいです。そして、それを一人でも多くの人に楽しんでもらえるように今回、着席してもらっています」と着席スタイルを呼びかける。川﨑皇輝さんは、「先輩たちが残した多くの伝説を、いつもとは違った戦術で皆様にお見せしたいと思っています」と、今回のステージコンセプトを語った。

歌い継がれてきた先輩の曲を歌唱する今回のセットリストについては、岩﨑さんが「先輩たちの素晴らしいパフォーマンスに負けないように、いま自分たちができるオリジナルとは違うチャレンジをしてみました」と期待感を高め、「日々、成長し続ける僕たちの姿を最後まで見守ってください」と菅田さん。そして、川﨑皇輝さんの「昨日までの自分より今日からの自分を大切に『SHOWbiz 2025』、開幕です!」という声で、ジュニアひとりひとりの個性を発揮したコーナーへ。

トップバッターでJAZZコーナーに挑んだのは、作間龍斗さん、佐藤龍我さん、内村颯太さん、ヴァサイェガ渉さん、豊田陸人さんの5人。白いシャツに黒のパンツのモノトーン衣裳で帝国劇場の公演で披露されてきた「Breaking The Dawn」をスタイリッシュにダンス。手足の長いメンバーがポールをくぐるなど、しなやかなパフォーマンスが注目の的に。

橋本涼さん、那須雄登さん、今野大輝さん、瀧陽次朗さん、嶋﨑斗亜さん、西村拓哉さん、阿達慶さん、千井野空翔さんは、Hey! Say! JUMPの「女王蜂」を披露。ジャジーな曲を、椅子を使った妖艶なパフォーマンスで表現し、会場を魅了。恋に翻弄され、揺れ動く胸の内を歌う女性目線の歌詞の世界観を色っぽく大人の雰囲気で歌った8人にひと際大きな歓声が上がった。

JAZZコーナーのラストは、井上瑞稀さん、菅田さん、矢花黎さん、川﨑皇輝さんら22名で披露したKAT-TUNの「DIRTY, SEXY, NIGHT」。火傷しそうな小悪魔との言葉にならない恋を歌う大人なナンバーを白シャツに黒のスーツをビシッと着こなし、セクシーにパフォーマンス。長いステッキを軽やかに操る場面やかぶっていたハットを脱いで決めポーズをとる場面は、美しく画になっていた。

続いては、HipHopコーナー。浮所さん、中村嶺亜さん、本髙克樹さん、檜山光成さん、鈴木悠仁さんでSnow Manの「DA BOMB」を。自分の無力さに涙を流す日があっても、まだまだ飛べるはずというパワフルソングをファンキーなカジュアル衣裳を着て披露。ヒップホップダンスでちょっぴりやんちゃな男っぽくはじけた表情を見せる5人に会場の視線がクギ付けだ。

HipHopコーナーの2曲目は、菊池風磨さんの「My World」。藤井直樹さん、佐々木大光さん、田村海琉さん、川﨑星輝さん、長瀬結星さん、稲葉通陽さん、大西風雅さんが挑発するような誘惑ソングにチャレンジ。本領発揮と言わんばかりにラップを畳みかけるように歌う藤井さんや佐々木さんらの姿にファンのボルテージがさらに加速していく。

そして、SixTONESの「こっから」を歌ったのは、猪狩蒼弥さん、織山さん、元木湧さん、安嶋秀生さん、當間琉巧さん、末永光さん、竹村実悟さん。サングラスをした猪狩さんを中心に楽しそうにイキイキとヒップホップダンスを踊る7人。ステージに横になったり、ひざまずいたり、自由なパフォーマンスがワクワク感を高める。途中から浮所さん、中村さんら他のメンバーも加わり、皆でハイテンションに歌い上げた。

前半戦が終わった後のMCを仕切っていたのは岩﨑さん。「皆さん、『SHOWbiz』、楽しんでますか?」とファンに確認し、「楽しんでますか? ありがとう。なかなかこれだけの人数が集まることはないですからね。イベントできるのは、嬉しいですね」とニッコリ。嶋﨑さんは、「総勢90人ぐらいですか。円陣を着替え場でやったじゃないですか。円陣が円じゃなくて、すごく長かったですからね。それに着替え場に入れない人もいましたもん(笑)」と大勢のジュニアが揃った舞台裏を紹介。

井上さんは、「皆さん、声を出してもいいので。近くにいる人はハイタッチを積極的にしていただいて、一緒に楽しんでもらえたらなと思います」と、今回はハイタッチでコミュニケーションできることを説明していた。そして、「今回、ちっちゃい子にもお話を聞いてみたいと思います。ひとりずつ自己紹介しましょうか。名前と年齢と尊敬する先輩を教えて!」(岩﨑さん)と、ちびっこジュニアを紹介するコーナーへ。1人目は真虎さん。「真虎です。年齢は10歳です。憧れの先輩は嶺亜くんです」と自己紹介すると、「嶺亜のどんなところを尊敬しているの?」と優しく尋ねる井上さん。真虎さんは「可愛い!」と、一言で説明し、岩﨑さんが「この年から見ても、嶺亜は可愛いんだね。嶺亜、真虎が尊敬してるって、よかったね」と中村さんに呼びかけた。

2人目は、佐野斗真さん。「佐野斗真です。年齢は12歳です。憧れの先輩は永瀬廉くん(King & Prince)です」と自己紹介すると「うわー、廉くんか、かっこいいもんね」と嶋﨑さんは納得の様子。「廉くんのどんなところが好きなの?」と井上さんに聞かれた佐野さんは、「演技もできて、歌もできて、ダンスもできるところです」。すると、岩﨑さんが「僕はね、廉くんからバッグをもらったよ」と言い出し、「マウントとるなよ、お前!(笑)」とすかさずツッコミを入れる井上さん。さらには「今度、廉くんをご紹介します」と、冗談めかして言う岩﨑さんに、「お前、廉くんの仲介役を勝手にやるなよ!」と突っ込む井上さん。ここで、「僕もお願いします! 関西人っていうのは一緒なのに。廉くんとしゃべったことすらない…」と、嶋﨑さんまでも永瀬さんの紹介を懇願!?

3人目は、笑顔に自信があるというアンダーソンフェニックスさんが「アンダーソンフェニックスです。9歳です。(尊敬する先輩は)大昇くんです」と言うと、憧れの先輩に指名されたことに「えー、ウソ?」と驚きの声をあげる岩﨑さん。井上さんに「大昇なの? どんなところが好きなの?」と質問されたアンダーソンさんが「歌が上手いところ」と理由を説明すると、「ちょっと待って! 一個前の廉くんのことはなかったことにしていい?(笑)さっきの仲介のやつ、ださかったな~」と焦りまくる岩﨑さんに会場から笑いが起こる。そして、「続いてのコーナーなんですけど。一度、ペンライトを消していただいて。楽しんでもらえたらいいなと思っていますので、消灯のほう、お願いします。消灯のお時間ですよ」と岩﨑さんが呼びかけ、アンダーソンさんのソロ「願い…永遠に」へ。

後半には、井上さん、橋本さん、猪狩さん、作間さん、岩﨑さん、佐藤さん、浮所さん、那須さん、藤井さん、中村さん、佐々木さんらでダイナミックなバスケットボールのパフォーマンスを。これまで番組や舞台で披露してきた懐かしの演出でチームワークの良さを発揮。次々とシュートを仕掛け、ジャンプする姿は、迫力満点だった。他にも「~ブレイキン~」のコーナーもあり、こちらでは、円柱ステージから見事なバク宙を披露。菅田さんを筆頭に身体能力の高さを見せつけた。

ラストスパートでは、西村さんが会場のテンションをさらに高めようと「皆さん、『SHOWbiz』 盛り上がってますか?」と会場とコール&レスポンス。「皆さんが声を出してくれないと、僕ら有名な振付師さんに怒られちゃうので、力を貸してください(笑)アリーナ声出せますか? スタンド声出せますか? それでは、会場で一体感を出すためにウェーブをしたいと思います。行きますよ、せーの!」という合図で、会場の端から端までウェーブが巻き起こる。「はい、はい、キレイ~、おー、すごい!」と笑顔だったが、途中の折り返しから上手く繋がらず、「はい、集中! 大阪から来てんねん、俺!(笑)」と、笑顔で冗談ぽくダメ出しをする場面も。

ここからは、和の演出が盛りだくさんのJapaneseコーナーへ。A.B.C-Zの「アキヅキ」では、浮所さんがゴールドの着物、今野さんが赤いファーがアクセントの黒×青の着物、鈴木悠仁さんが黒×ゴールドの着物で、ゴージャスに登場し、切ない歌声を届けた。激しいダンスで注目を集めたのは、井上さん、那須さん、佐々木さん、織山さん、元木さん、當間さんの6人でKing & Princeの「ichiban」を。噴水が盛大に噴き上がる中で、パッションがはじけるパフォーマンス合戦となった。

終盤の全員歌唱曲の前には、岩﨑さん、井上さんからジュニアを代表して挨拶が。「『SHOWbiz 2025』最後まで見守っていただき、ありがとうございました。今回、先輩たちのパフォーマンスを自分なりにチャレンジしてみて、分かったことがあります。その作品が自分たちにとってもオリジナル。そして、それをまた後輩の子たちが新しくしてくれる。常に『SHOWbiz』の世界で成長していく楽しさを感じました」(岩﨑さん)「この『SHOWbiz』を通して、やっぱりショーっていいなと思いました。僕らが一生懸命パフォーマンスをして、そして、それを観た皆様が喜んでいただける…そんな環境をいつまでも続けていけたら幸せです。僕たちは一人じゃない。素晴らしい仲間と、そして、何より素晴らしいファンの皆さんに見守られながら、明日への扉を開いていきたいと思います」(井上さん)。スタンドをグルリと1周するジュニアマンションならぬ、“有明マンション”も登場し、客席の目の前で踊った。

そして、歴代の先輩が披露してきた「SUMMARY」の前に那須さんが「Hey! 有明アリーナ、盛り上がってんのか? 調子はどうだ?」とコール&レスポンスで盛り上げる。「有明の皆さん、ぜひ僕たちの顔と名前を覚えて帰ってください」(那須さん)と自分たちのアピールも忘れない。ここではジュニアたちが会場を縦横無尽に駆けまわり、客席の目の前へ。ファンにハイタッチしたり、うちわの文言に応えたり、ファンサービスを繰り広げて、訪れた人たちにとって特別な思い出を作った。

最後の曲の前には、岩﨑さんが「新年に皆さんとお会いできる機会を作れて本当によかったと思います。ありがとうございます。さぁ、今日は初日ということで特別にステージ上でフォトセッションをやります」と切り出し、報道陣用に全員集合してフォトセッションを行った。そして、「これから最後にもう一曲やって盛り上がって終わりたいと思います。立っちゃおう! 新年ですから。最後に盛り上がっていきましょう」とスタンディングを呼びかけ、「Goodbye & Hello ~Reprise~」へ。

ここでしか見られないシャッフルユニットによるパフォーマンスやハイタッチのファンサービスなど、盛りだくさんの内容だった「SHOWbiz2025」。懐かしの楽曲から最近のヒットナンバーでジュニアたちの新たな魅力を発見できるステージに。和のコーナーやショースタイルのパフォーマンスなど、長年、継承してきた伝統的な演目がふんだんに詰め込まれている印象で、パフォーマーが変われば、また新時代の新たなエンターテインメントとして届けられることを証明。未来を担うジュニアたち90名が一丸となって創り上げた公演は、彼らの無限大の可能性を感じられるライブだった。

写真・くさかべまき 取材、文・福田恵子

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