超満員の京セラドーム大阪公演は、5作目の米ビルボード1位獲得作品となったミニアルバム『ATE』の収録曲「MOUNTAINS」からスタート。「Thunderous」や「God’s Menu」、「S-Class」、「MANIAC」といった今やStray Kidsの代表曲で会場を盛り上げるかたわら、「JJAM」や、「Chk Chk Boom」といった最新曲も。11月13日にリリースされたばかりのJAPAN 2nd Albumのリード曲「GIANT」も披露した。
さらに今回のツアーではメンバーのソロ曲も充実。ハンはロックナンバー「Hold my hand」をさわやかに歌い上げ、リノは「Youth」で得意のダンスで盛り上げる。スンミンは「As we are」でボーカルとしての実力をいかんなく発揮し、ヒョンジンは「So Good」で彼らしい色気をふりまくステージに。バンチャンがダークな演出を見せた「Railway」は、ソロでしか見られないパフォーマンス。アイエンも「HALLUCINATION」で“Stray Kidsのマンネ(末っ子)”というイメージがあっという間に払拭されるセクシーさを見せた。ブランコにイニシャルであるFを模った装置に乗ってステージに登場したフィリックスは「Unfair」でボーカルとラップをひとりでこなして見せ、チャンビンは「ULTRA」でまさにウルトラ重量級のラップを叩きつける。これだけのパワーを持つメンバーが集まって今のStray Kidsがあるのだということを否応なしに見せつけた。最後に、リーダーのバンチャンから「どれだけ感謝して伝えきれない。スキズ、8年目も必ず戻ってきます!」と挨拶。この日は全国の映画館でライブビューイングと、5つのプラットフォームでのオンラインライブでも配信され、15万人以上が熱狂した。
Stray Kidsのワールドツアーはこの後もジャカルタ、香港、さらに年明けからはラテンアメリカ5地域と北米10地域、ヨーロッパ5地域をめぐる予定だ。新たに発表された20公演はすべて大型スタジアムでの開催が決定しており、さらには当初各地域1回のみの公演を予定していたがソールドアウトが相次ぎ追加公演も発表された。これにて世界32の国と地域で計48公演を開催し、Stray Kids史上最大のワールドツアーというキャッチフレーズにふさわしい規模となる。今月13日には韓国アルバムSKZHOP HIPTAPE 『合 (HOP)』をリリースしたStray Kids。ツアーを重ねるごとに、ますますパワーと輝きを増していくStray Kidsのこれからから目が離せない。
PROFILE プロフィール
Stray Kids (ストレイキッズ)
2017年に韓国で放送されたサバイバル・リアリティ番組「Stray Kids」からデビューを果たしたJYP Entertainment所属のK-POPボーイズグループ。2018年3月にMini Album 『I am NOT』でデビューを果たした彼らは、メンバー自ら作詞・作曲・プロデュースを手掛けるなど、非凡な才能をもったグループとして大きな注目を集め、2019年には異例の「新人賞 11冠」を達成した。同じく2019年、アジア、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパを巡るワールドツアーをK-POPアーティスト最速クラスで敢行し、全13公演を成功させた。