左から大谷映美里さん、佐々木舞香さん、齋藤樹愛羅さん。
大谷映美里さん(以下、大谷):樹愛羅と舞香の絡みが平和で癒される。楽屋ではゼロ距離だよね。
佐々木舞香さん(以下、佐々木):私がコアラみたいに樹愛羅にくっついてる。
齋藤樹愛羅さん(以下、齋藤):そばにいてくれるだけで安心できるけど、こしょこしょだけは…。
佐々木:え~! してる!?
齋藤:うん。手首の辺りをしてくる。くすぐったいからやめて(笑)。
大谷:私、和み系の樹愛羅に反抗されたいんだよね。私にはまだ遠慮を感じるんだけど、もしかして怖い?
齋藤:怖くない! ないんだけど…。
佐々木:樹愛羅は(野口)衣織とか向かってきてくれる人にしか言えないから(笑)。
大谷:そっか(笑)。舞香は自分より周りの人を優先して大切にしてくれる。
佐々木:みりにゃ(大谷)は意思をしっかり持っていて周りに流されず、チームにいい影響を与えてくれる存在。
齋藤:猫ちゃんみたいに自由!
大谷:私のままでいさせてくれるメンバーみんなに優しさを感じるな。それも7年過ごしてきたチームだからだね。10人が集まると本当に心強い!
佐々木:最初の頃はグループが跳ねなかったというか。そこからだんだんとメディアに出させていただくようになって、そのすべてがイコラブが強くなるきっかけになったと思う。
齋藤:指原(莉乃)さんの言葉も大きい。「ありがとう」「ごめんね」をちゃんと言える人でいてというアドバイスはずっと覚えてる。だからイコラブにはお互いにリスペクトがあるんだと思う。
佐々木:そういえば、5年くらい前にみりにゃからもらった黒のスカートをいまだに着てる。そろそろフリーマーケット開催をお願いします(笑)。
大谷:後輩向けには開いてるんだけど、イコラブでもやりますか!
【大谷映美里】応援してくれる人が一番。ファン=LOVE!
「=LOVEではお姉さん組。でも全然しっかりしてないから、自称ゆるふわお姉さん…かな?」
と、自己紹介してくれた大谷映美里さん。でもここ一番の決断力ではメンバーを引っ張る存在。
「グループのことを話し合う時は、“ファンの方目線”を一番にしているので即座に選択できるんです。実際お会いした時『あなたに救われました』と言ってくださるその顔を思い出すと、私たちが毎日を輝かせる助けになりたいと思うから、やっぱり真っ先に考えずにはいられない」
活動する上での原動力は、すべての=LOVEファン、そして憧れの指原莉乃さん。
「指原さんのことは“母”と思ってます(笑)。イコラブの生みの親であり、一緒に歩んでくださる育ての親。だからこそ『絶対アイドル辞めないで』は指原さんから私たちへの気持ちだと思っていて、最初は“絶対”の2文字にプレッシャーも感じました。今はすべてのアイドルとファンの関係を思わせる素敵な曲だと思っています。最近指原さんに『私あの曲、好きです』って伝えたら『私も大好き!』って笑ってくれて嬉しかった」
最近は指原さんの背中を追うように、プロデュース業にも力を入れている大谷さん。
「私の作ったアイテムをメンバーが使ってくれているのを見ると絆を感じます。そしてこれからも魅せ方や立ち居振る舞いを磨いてアイドルとしてもファンの方の支えになりたい。男性ファンの方が使えるアイテムも作れたらな」
おおたに・えみり 1998年3月15日生まれ、東京都出身。アパレルプロデュースのテーマは“好きな人に会いに行きたくなる服&モノ”。推し活に便利なバッグなど、実用的なところも人気。
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【佐々木舞香】ちょっとずつの我慢がチームに思いやりを生む。
「親近感とステージでの輝きのギャップを大事にしたい」と語る、佐々木舞香さん。
「普段は親しみやすさを大切にして、ステージではファンの方に夢見てもらえるように、キラキラ輝くぞ! と意識しています。センターは印象的な部分を歌わせていただくことが多いですけど、センターであろうとなかろうと、気持ち的な部分では変わりません。10人全員で作っているチームだから、役割も責任も10分の1ずつ分け合えているのがイコラブ。瞳がやってくれていた時も、丸投げしたつもりは一切ないです」
人数が多いチームを7年間続けてきて見えてきたことがあるそう。
「10人もいますし、みんなが少しずつ我慢しないとやっていけないと思うんです。でもそれは悪いことではなくて。この前引いてくれた人の意見を聞くようになったり、何をされると嬉しいのか考えたり、お互いを思いやれるようになるので、いい関係を築くことにもつながります」
センターを務めた「絶対アイドル辞めないで」は“攻めた曲”だと感じたそう。
「タイトルがそのまま指原さんからイコラブへの、ちょっと圧強めなメッセージだと思います(笑)。いろんな人の声を聞いて、アイドルファンに刺さる曲なんだなと実感しました。ファンの人の気持ちを察すると、好きな人がアイドルを卒業してしまうと、手の届かないところに行ってしまうようで切ない。そんな気持ちを歌っています」
ささき・まいか 2000年1月21日生まれ、愛知県出身。優しさで包み込むイコラブのお母さん的存在。『ラヴィット!』(TBS系)などバラエティ番組でも活躍中。「トリマーの資格を取りたいです」
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【齋藤樹愛羅】もっと上を目指せると思ってもらえるコンサートに。
天真爛漫で“天然”と称されることが多い、グループ最年少の齋藤樹愛羅さん。
「よくほわほわしてて、和むと言っていただくんですけど、要は抜けてるんです(笑)。私は考えを言葉にするのが苦手だし、電車移動もよくわからず…。準備も振りを覚えるのも人より遅くて…。めっちゃ負けず嫌いだから、当たり前のことを当たり前にできる人を見るとすごく羨ましくて、そうなりたいけどなれないんです。でも、なれないのはもう変わらない事実だと、年齢を重ねてわかったので、人とは違うありのままの自分を出していこうって思うようになりました。グループには頼もしいお姉さんがいっぱいいますし!」
中学生でデビューした齋藤さんも、二十歳の誕生日が目前に。
「二十歳になったら、大人になったからもういいやって、ファンのみなさんの心が離れていっちゃうのかな…って勝手に不安がってたんですけど、私が私である限り大丈夫。今はそう思えます」
昨年、髪色をメンバーカラーのピンクに。
「それまで私にはライブに溶け込む力が足りなかったんですけど、ピンク色にしたら違う私になれた気がして、パフォーマンスに自信が持てるようになりました。周年コンサートは、グループへの想いを一番出せる場所。7周年は“もっと上に行けるぞ!”と思ってもらえるように頑張ります。その先も、頑張ろうという気持ちはみなさんに伝わると信じて、新しい私を更新していきたい!」
さいとう・きあら 2004年11月26日生まれ、栃木県出身。今年、とちぎ未来大使に。「服やコスメだけでなく、ティッシュ箱とか日用品にもレースをつけたりして、かわいいもの屋さんをやりたいです」
スタイリスト私物
イコールラブ 指原莉乃プロデュースで2017年にシングル『=LOVE』でデビュー。今年9月7日・8日にはKアリーナ横浜で「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」を成功させた。通称イコラブ。
※『anan』2024年9月18日号より。写真・恒川脩平(SIGNO) スタイリスト・SHOCO ヘア&メイク・久保フユミ 甲斐美穂 小松胡桃 本多遥香(以上ROI) 取材、文・真島絵麻里 小泉咲子 大澤千穂 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー
(by anan編集部)