ロマン溢れる角刈りな男に熱視線。
8年前に自らも角刈りにしたジェラードンのアタック西本さんによると、
「角刈りは、人に何と思われようと、自分がカッコいいと思えればいい、そう考える男がやる髪型なんだと思います。好かれたいとかモテたいとか、“誰かに寄せる”価値観はゼロ。だから角刈りの男には孤高な雰囲気があるし、貫禄すら滲み出る。角刈りをしている人を見ると、同じ角刈リストとして勝手にシンパシーを感じてしまいます」
かつて理容室に行くとき、お気に入りの角刈りの写真を持参していたそう。こちらはそんなときに出合った憧れの男たち。
「やって思いましたが、一度やったら後には引けない。角刈りは、そういう意思表示の髪型だと思います。その心意気が滲み出るからカッコいいし、憧れの存在なんでしょう」
【菅原文太さん】
和の魅力がたっぷり、銀幕で輝くスタイル。
『仁義なき戦い』や『トラック野郎』といった映画で知られる名優。ヤクザ映画で見せる角刈り姿に、昭和の日本は痺れた! 「いわゆる和テイストの角刈り。前髪の立ち上がり方と頭頂部のラインの角度がビシッと決まっていてカッコいい。横向きが最高です」
【松方弘樹さん】
ダンディズム溢れる洋風スタイル。
数多くのヤクザ映画に出演した名優。菅原の和に対し、松方はどこか洋の雰囲気を感じさせるダンディな角刈り。「とある広告で、タキシードに角刈りの写真を見たことがあるんですが、それがすごく素敵だった。ハチの外周がきれいに丸いところが好き」
【鎮座DOPENESSさん】
古いスタイルにあえていま挑むところがクール。
令和の今、現在進行系で活躍中のラッパー。「少し白髪が交じっているのがめちゃくちゃカッコいい。あえて、オールドスタイルな角刈りを今やっているところも素敵だし、なによりおしゃれ。この方も横から見たときの、前髪と頭頂部の直角さがいいですね」
番外編:髪型にイズムがありすぎる男
とにかく明るい安村さん
今や世界で大人気の安村さんですが、しょっちゅう髪型がチェンジする模様。「その中でも僕は、前髪を角刈り風に立て、襟足を長く残した“ジャンボ尾崎スタイル”をしているときがすごく好き。角刈りとジャンボスタイルのハイブリッドですね」
あたっくにしもと 1987年生まれ、愛知県出身。海野裕二さん、かみちぃさんとのお笑いトリオ・ジェラードンのメンバー。『それゆけ!大宮セブン』(テレビ埼玉)に、大宮セブンメンバーとして出演中。特技はイラスト。
※『anan』2024年7月24日号より。イラスト・岡田成生 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)