岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ラストライブ」です。
岡崎体育

チケットの券売状況をXでポストし続けた「岡崎体育 Zepp Tour 2024」も、先日ツアーファイナルの東京公演が無事終わりました。ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました! また、次のステージを目指して岡崎体育は走り続けます。一体、いつまで走り続けられるのでしょうか? ラストライブはどんな感じになるのか。バンドだったら、解散を決めたらその解散の日のライブがラストライブになるのではと思います。でも、ソロアーティストには解散という概念がないので、これをラストライブとするタイミングがなかなか難しい。それに僕はラストライブと銘打つこと自体もやらないと思います。「最後だから、観に来てください」というのもなんだか歯がゆい。僕は、もし最後のライブの日がわかっていたとしても、いつも通りのライブをして、いつも通りに振る舞いたいです。プロ野球の選手も引退試合をされることがありますが、最後の打席に立ったとき引退する選手が打った球が平凡なフライ(内野と外野の間に飛ぶようなやつ)になりかけるも、野手があえて捕らずにヒットにしてあげて花道を飾ることがある。ひとつの演出としてそれはそれでいいのかもしれないけれど、もし僕が引退する選手だったら、いつも通りの普通で平凡なフライで終わりたいです。ど真ん中のストレートを空振り三振で終わるならそれまで。周りに気を使われることなく、普通のまま終わるのが今の理想ですね。

また、スポーツ選手ほど「ここが限界」と数値化できるものがミュージシャンにはないですよね。戦力外とされるわかりやすい数字を突きつけられることがないので、自分がやり続けたいと思えば、健康であればずっとできる。僕がやめる理由になるとしたら、チケット代でしょうか。パフォーマンスがいただくチケット代に見合っているかどうか。そこが見合ってないと自分で感じたら活動をやめるかもしれません。とはいえ、できることなら80歳になっても80歳らしいライブができたら最高です。

一昨年ライブ活動から引退された加山雄三さんは85歳までステージに立っていた。沢田研二さんは75歳の現在も全国ツアーを続けていらっしゃる。そんな先輩方の活動を見ていると、ラストライブを語るにはまだまだ若すぎるなと思います。この仕事が好きなのでチケット代を払って来てくださるお客様がいる限り、一生現役の気持ちでがんばりたいです。

おかざきたいいく 配信中のEP『Suplex』(SMEレコーズ)より、「宇宙と長野」Music Videoが公開に。7/24(水)「宇治フェス ~DREAM & FUTURE~」(宇治市文化センター)に出演。

※『anan』2024年6月12日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND) 文・梅原加奈

(by anan編集部)

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これまでの歩みを冷静に⾒つめ直す、静かなタイミングです。まずは⾃分の中で、そっと気持ちを整理してみましょう。事を急いで半端なことをしないことが⼤切です。⼼配しなくても、これまで積み重ねてきた努⼒は無駄にはなりません。その真っすぐな姿勢はいずれ認められます。しっかりと形になるまで気を抜かないことです。

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