ラグビーW杯開幕! “優勝”を目標に掲げる、ジャパンのキーマン&戦い方とは!?

エンタメ
2023.09.11
4年に一度、ラグビーの世界一を決めるラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会が9月8日に開幕。自国開催だった前回大会で日本は初のベスト8に進出、その快進撃に日本中が熱狂した。今回、前回以上の成績として“優勝”を目標に掲げるジャパンは再び輝けるか。代表33人のうち半数以上の選手がW杯代表に初選出となるなか、活躍が期待されるキーマンをベースに、ジャパンの戦い方をラグビージャーナリストの村上晃一さんに教えてもらった。

「バックス陣では、ナイカブラ、フィフィタ、マシレワですね。レメキ(ロマノ ラヴァ)や松島(幸太朗)も含めてアウトサイドバックス(ウイング)が、ちょっと危険なスピードランナーというか、アタッカー揃いなんです。外側でトライを取るのが日本のラグビーだと思うのですが、結構面白い選手を並べてきました。ここは誰が出てきても、相手チームは怖いと思います」

トライゲッターといえば、4年前、大活躍した福岡堅樹選手を思い出す。

「ナイカブラは福岡より速い。フィフィタは福岡よりパワーがある。マシレワのステップは福岡より切れている。福岡は何でもできましたが、もう福岡はいないので(笑)。ちょっとずつ長所が福岡に勝っている選手を並べたんでしょうね。なかなか完璧な選手は今のジャパンにはいないので、長所を掛け合わせて強いチームを作るってことだと思います」

日本の戦い方が見えてきたような。

「キック合戦をしても、今回対戦するアルゼンチンやイングランドには敵わない。だったら、怖いアタッカーを揃えて、自分たちでボールを持って攻め続けたほうが相手もイヤだろうなっていうのが、このメンバー編成からは感じられますね」

フォワードでは誰が注目ですか?

「コーネルセンですね。ロックでもフランカーでも、ものすごくレベルが高い。ディフェンスも幅広いし、よく動く。ラインアウトも取れる。なので、すごく大事な選手。おそらく全試合ずっと出ます。あとは福井翔大に頑張ってほしいですね。福井がジャッカルやタックルをバチバチいって大活躍してくれたら、日本代表の新しい力として、世界を驚かせられるんじゃないかなと思います」

トライゲッターはこの3人!

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ジョネ・ナイカブラ選手(写真右)
(東芝ブレイブルーパス東京)フィジー出身。WTB。

シオサイア・フィフィタ選手(写真左上)
(トヨタヴェルブリッツ)トンガ出身。WTB。

セミシ・マシレワ選手(写真左下)
(花園近鉄ライナーズ)フィジー出身。WTB。

FW陣の要となる選手!

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ジャック・コーネルセン選手(写真左)
(埼玉パナソニックワイルドナイツ)オーストラリア出身。LO/FL。

福井翔大選手(写真右)
(埼玉パナソニックワイルドナイツ)福岡県出身。FL。

ラグビーワールドカップ2023フランス大会
日程:9月8日(金)~10月28日(土)
開催地:マルセイユ、リヨン、ボルドーなどフランスの9都市。NHK、日本テレビ、J SPORTS(Amazon)で放送、配信。
日本vsチリ 9/10(日)20:00
日本vsイングランド 9/18(月)4:00
日本vsサモア 9/29(金)4:00
日本vsアルゼンチン 10/8(日)20:00
※時間は日本時間

※『anan』2023年9月13日号より。写真・7044sueishi SportsPressJP/アフロ 森田直樹/アフロスポーツ

(by anan編集部)

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