新庄剛志が語る“男のカッコよさ”「ハイリスク・ハイリターン、スリルのある人生が大好き」

エンタメ
2022.03.08
野球好きでなくても気になる存在。北海道日本ハムファイターズの“BIGBOSS”こと新庄剛志さんが、男のカッコよさについて語ってくれました。
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SHINJO’S FASHION

昨年の11月、新監督就任の記者会見に真っ赤なスーツで登場したり、空港にグローブをあしらったコートで現れたり。新庄剛志さんの常識破りのファッションは、いつも世間から注目の的。

「ファッションっていちばん分かりやすいメッセージだと思うんです。あの記者会見で僕が赤いスーツを着たのは、“これまでのプロ野球を変えるぞ!”という思いを伝えたかったから。最初のインパクトは大事。あの真っ赤なスーツとでっかい襟で、『これから新庄が面白いことをやってくれそう』と思ってくれた人も多かったんじゃないでしょうか」

現役時代から、プロ野球選手らしからぬファッションセンスで知られていたBIGBOSS。

「ファッションには惜しみなくつぎ込みます。これまでに軽く億を超えるくらいお金をかけているんじゃないかな。でもそのおかげで話題にしてもらったり、思いがけない人と仲良くなったり、十分“モト”はとっていると思います」

ちなみにいつも話題沸騰のファッションは、どこで買っている?

「普通にデパートとかですよ。ただ一緒に行った友だちからは『よくそんな派手な服を見つけられますね』と言われます(笑)」

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SHINJO’S FACE

若い頃から、球界きっての“二枚目プレーヤー”として人気を博したBIGBOSS。でも自身の顔には、意外にもコンプレックスを抱えていたという。

「子どもの頃から、歯並びが悪いのと鼻がベチャッとしているのがコンプレックスだったんです。だから野球選手になってお金を稼いだらまず歯並びを直しました。そのあと鼻筋をシュッとさせたり、気になるところを少しずつ整形していった感じです」

整形は公表していたものの、批判の声も少なくなかったとか。

「親にもらった顔をイジるなとか、そんなこと言ったら髪を染めるのもダメでしょ。自分で稼いだお金で、自分の好きな顔を手に入れることの何が悪いのか分からない。僕にとって整形はサングラスを替えるような感覚。毎日鏡を見るのが楽しくなれば、それだけで幸せじゃないですか」

監督就任後、かなり顔が引き締まったように見えるが…。

「それはよく言われるんだけど、心の整形。緊張感があったり、テレビに出まくったりしていると、どんどん顔が変わってくる。気持ち次第で顔って変わるんだなと実感しています。メスとか鍼よりずっと簡単でした(笑)」

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SHINJO’S MIND

テレビで見ると、いつも笑顔で楽しそうな新庄さん。それでもやっぱり初めてのシーズン。さすがのBIGBOSSもプレッシャーを感じている?

「現役のときからそうなんですけど、僕は注目されればされるほど燃えるタイプ。そういう意味ではいま楽しくて仕方がありません。もちろんプレッシャーはありますよ。でもそれを楽しむというか、楽しめるようにしっかりと準備をしている。僕のことを“天然”だと思っている人もたくさんいるでしょうけど、ちゃんと計算して考えています(笑)。とことん考え、準備しているからどんな状況でも楽しむことができるんです」

2年前まで13年間、バリ島で野球とは無縁の生活を送り、コーチなどの経験もまったくない。

「経験不足と言う人もいるかもしれないけど、だからこそ思い切ってできることもたくさんある。新庄なら勝てる、強くなると思っているファンは、そんなにいないと思うんです。むしろ『大丈夫?』と心配している人も多いはず。でもそこにスリルがあるじゃないですか。あいつは何やるか分からないって、不安だけどワクワクしませんか? ハイリスク・ハイリターン、スリルのある人生が大好きなんです。何でも安心・安全な時代だからこそ、僕のような予測不能でスリルたっぷりの人間に期待しちゃうんじゃないですか」

スリル満点のBIGBOSSの登場でファイターズはもちろん、プロ野球も変わっていきそうだ。

「すでに手応えは感じています。ファイターズの選手たちもチームが注目されていることで、やる気にあふれている。シーズンが始まったら彼らが主役です。気持ちが伝わるプレーをやっていれば、観てみたい、球場に行ってみたいという人も増えると信じています。anan読者は、これまでプロ野球に興味がなかった人も多いと思うけど、イケメンの選手もたくさんいるので(笑)、ちょっと注目してもらえたらうれしいです」

プロ野球は3月25日に開幕。BIGBOSSがどんな野球をするのか、乞うご期待!

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『スリルライフ』 野球を離れ、バリ島で暮らしていた男がなぜ監督になったのか? 野球から人生まで、新庄剛志のすべてを語り尽くした話題の一冊が発売中。マガジンハウス 1650円

しんじょう・つよし 1972年生まれ、福岡県出身。現役時代は阪神、メッツ、日本ハムなどで活躍した。今季から北海道日本ハムファイターズ監督を務める。

※『anan』2022年3月9日号より。写真・平間至 取材、文・川上康介

(by anan編集部)

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