大自然に抱かれながら気持ちを解放する松本さんの表情は必見。
『MM』の撮影が行われたのは、夏の終わり。晴天に歓迎されてスタートした撮影は初日からクライマックス。どこまでも広がる雄大な海を前に、童心に帰って波と戯れていた松本さんの姿が印象的でした。彼女のシェイプされたボディラインも見どころの一つです。
ファッション要素も随所に。今まで出会ったことのない松本まりかがそこかしこに。
セクシーだったり、クールだったり、ガーリーだったり、ボーイッシュだったり。ページをめくるたびにくるくる変わる松本さんの表情から目が離せない! どんなコーディネートも颯爽と着こなし、楽しんでいるその姿は、同じ女性から見ても憧れ感満載です。
いつまでも眺めていたくなるほどドラマティックな表情から目が離せなくなる。
現場のクリエイターたちに身を委ねて、あらゆる表情に挑戦してくれた松本さん。ドレッサー前で魅せたセンシュアルな顔つきやロマンティックなランジェリー姿でツンデレガールに変身してくれたクローゼットのカットは、ひと目で心を奪われてしまう吸引力が。
無防備だからこそ惹かれる。無垢な松本まりかに誰もが恋をする!?
目覚まし時計をかけずに迎えた週末の朝に生まれたままの姿で気だるそうにまどろむ……。目にした誰もがドキッとする、無垢でいてそこはかとなくセクシーな表情も惜しみなく披露してくれた、松本さん。透明感溢れる素肌にも思わず見惚れ、魅了されてしまう。
36歳の今だからこそ挑戦できるオトナの遊び心を詰め込みました。
自粛中、ふと写真集を作りたいという気持ちが降りてきたという、松本まりかさん。
「そこから、運命に導かれるかのように素敵なスタッフさんたちとの出会いがあり、発売日を迎えようとしています」
と、にこやかに話してくれた。写真集を撮影する直前は人生の中でも一番と言っていいほどハードな日々だったという松本さん。そんな中でも
「自分なりに“私はこの写真集にこんなに懸けられた”と思えるところまで向き合いたかったんです。作るからには胸を張って『見てください』と言える作品にしたかったので、普段から気を付けている食事や体作りはもちろんですが、スタッフの皆さんとの予定調和ではない撮影にしたい気持ちが大きかったので、できるだけフラットな気持ちで臨むように心がけました」『MM』の制作にあたり、掲げたテーマは、松本さんにとって新境地となる“ポップ”。
「36歳のオトナの私がポップな写真集を作るという発想自体がユーモアそのものなんじゃないかと思ったんです」
撮影中はロケに同行した信頼できるクリエイターたちに身を委ねることができたのだそう。
「プロフェッショナルな皆さんと私のインスピレーションが共鳴し合うことで新しいクリエイティブが生まれると信じていたので、スタッフの皆さんと一緒に遊びながら作り上げました。シリアスなシーンではその世界観に浸るようにつとめた一方で、“カメラブラ”や“葉っぱブラ”など、ユーモアが溢れるシチュエーションでは『ちゃんと隠せてますか?』ってはしゃいだのも、いい思い出です」
一糸纏わぬ姿を披露していることも発売前から話題に。
「シンプルにそのときの直感や予定にない状況を楽しみたかったんです。“帽子ブラ”の表紙が誕生した海では撮影が一段落し、体についた砂を落とすために海に入っていって。出ようとしたときに隠せるものが近くになくて、咄嗟にスタイリストさんが帽子を差し出してくれて撮れた偶然のカットなんです」
スタッフから提案された松本さんのイニシャル“M”のポーズも遊び心をもって現場で試行錯誤してくれた。
「東京に戻ってからは写真選びにも参加させていただき、一緒に『MM』の世界に入り込んで楽しんでいただけるエッセンスを随所にご用意させていただいたつもりです。ぜひ手に取って、感想を聞かせていただけるとうれしいです」
眠る、着替える、メイクする……。松本まりかが様々なシチュエーションを遊び、演技する写真集『MM』は12月4日にマガジンハウスよりリリース。楽天ブックスにて限定カバーバージョンも発売決定。¥1,980
まつもと・まりか 東京都出身。女優、声優、ナレーターなど幅広く活躍。Instagram(@marika_matsumoto)やTwitter(@marika_2000)で写真集の撮影風景などの動画を公開中!
※『anan』2020年11月4日号より。写真・中村和孝(まきうらオフィス) スタイリスト・一ツ山佳子(SLITS) ヘア&メイク・中山友恵 取材、文・石橋里奈
(by anan編集部)