DAOKOさんのニューアルバム『anima』は、エレクトロニカ、ヒップホップ、ドラムンベース、ゲームミュージック等、とても多様な音楽性に溢れている。様々な音楽に出合えるプレイリストのような感覚が、一枚にとじこめられている。

10代の経験も経て、自分が本当に向いてることもわかってきた。

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「サブスクリプションで、勝手に好きな曲たちがまとめられてるみたいな感じかもしれないですね。自分がいろんな音楽が好きってこともあって、ひとつの音楽ジャンルに絞りきれない。私は元々ネットから出てきて、いろんなカルチャーの影響を受けてきた。ボカロやアニメはもちろん、クラブミュージックもバンドも好き。ストリートカルチャーもですし。今回は自分の好きな音楽を追求しようと思って作ったアルバムなので、自然とそういったところが総合して表現できてると思います」

DAOKOさん自身も複数の曲で作曲を担っている。

「元々音楽を始めたのも、『音楽で生活していくぞ!』っていう感じではなくて、感覚でやってきちゃったところがある。一回ちゃんと勉強しようって思って、DTMソフトでデモを作って、それをプロデューサーの片寄(明人)さんをはじめとする近しいアーティストの方々がとても音楽的に仕上げてくださった。自分でも0から1にする作業ができるんだっていう手応えがありましたね。そういうこともできないと、この先ミュージシャンとしてやっていけんぞと(笑)。そのタームが来た感じがしました。今回のアルバムからの3曲のMVの絵コンテも自分で描いたんです。曲を作りながら結構映像が浮かんでいるなと思って、絵コンテを描いてみたら意外と伝わるのかなって思ってやってみた。結果、血が通った映像作品になって良かったなって思っています」

『anima』のジャケットは、DAOKOさん自らネットで連絡を取ったという始発ちゃんによるイラストが飾っている。これまでの歴史を象徴する街・渋谷の再開発が描かれているが、自身も新たなステップに向かっている。

「10代の経験も経て、自分が本当の意味で向いてることもわかってきた。良い悪いの判断もつくようになってきました。その状態で作った『anima』は、ここからまた次の世界へ行く切符みたいな作品だなって思ってます。これからは場所を限定するのではなく、時代に合った生き方を自然と選択していくべきだと思っていて。好きなことをして不自由なく暮らせるっていうのが一番幸福度が高いと思うんです。時代に柔軟に適応することを楽しんでやっていけるほどの心の余裕を持っていたい。そのうえで、自分でできることは自分でやろうって頑張ってます」

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4thアルバム『anima』。先行公開された「御伽の街」「おちゃらけたよ」等を含む全12曲収録。DVDにはライブ音源を収録。【初回限定盤(CD+DVD)】¥3,800 【通常盤(CD)】¥2,800(TOY’S FACTORY)

ダヲコ 中学3年生の時にニコニコ動画にラップを投稿し始め、高校入学と同時にインディーレーベルと契約。2015年、高校卒業と同時にメジャーデビュー。'18年、米津玄師との「打上花火」でNHK紅白歌合戦出場。

※『anan』2020年8月5日号より。写真・黒川ひろみ 取材、文・小松香里

(by anan編集部)

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