音楽が鳴るタイプの家電のことが気になります。実家にある電子レンジは時間がくると「♪テレレ、テレレ、テレレレレ~」と流れます。僕はそれに英語の歌詞をつけて、毎回0秒がくると「♪What is this? What is this? Everything is mine~」と音楽に合わせて歌っていました。今の東京の家ではお風呂が沸くとあるクラシックの名曲が流れます。2小節分くらいあって、かなり長めに流れるので最初は驚きました。でも、長めのくせに音はとてもシンプルなんです。和音が少なく音もとても機械的。せっかくだから、優雅なストリングスの音などで奏でてくれればいいのに…と思ってしまいます。家電が音楽でお知らせをしてくれるのは、とてもいいことだと思います。「ピーピー」と簡素に鳴るだけでなく、長調のやさしい調べでお知らせしてくれるのは生活の潤いのひとつになります。そこに今のご時世ですから、もう少し工夫があるとうれしいですよね。お風呂が沸いたときに好きなミュージシャンの曲が流れるサービスなんかあったら人気が出るのではないでしょうか。それこそ、僕なんか「お風呂沸きましたの曲」書けると思います。給湯器メーカーの方々、興味ありませんか? 家電ではないですが、目覚まし時計もどんな音で起きるのか、気になります。これ、けっこう人によってさまざまなんですよね。レコード会社のスタッフは岡崎体育の「潮風」で起きるそうです。爽やかにすっきり起きられると言っていました。マネージャーの松下も真似して、「潮風」をタイマーにかけて起きているそうです。みなさんにも試してみてほしいですが、この曲が「朝、起こされるあの曲」となってマイナスイメージつくのもイヤだなと思ってしまいます。ライブでやったら「うわ、これ、起きるときのあの曲やん…」とか思われると悲しいです。
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そうなんです。僕は朝、起きるのが苦手でとにかく無理やり起きているタイプなんで、目覚ましの曲をついマイナスに考えてしまいます。ちなみに今は、スマホに入っている黒電話の「ジリリリリ」という音で起きています。その不快な響きで「なにごとや!」と、体ごと無理やり起こしているんです。以前は、大型犬の鳴き声でびっくりさせて起きていたこともあります。僕自身は、あまり気持ちいい音で起きていません。「朝、気持ち良く起きられる曲」というのも書いてみようかな…。
おかざきたいいく 新レギュラー番組『岡崎体育の京の観察日記』(KBS京都、第2・第4土曜22:30~)がスタート。2/11、エディオンアリーナ大阪で、ワンマンライブ「OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020」開催。
※『anan』2020年1月22日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈
(by anan編集部)