30代になってアノ曲と似た経験も…三代目JSB登坂広臣が告白

エンタメ
2018.06.05
昨年、満を持してソロデビューを果たした三代目 J Soul Brothersの登坂広臣さん。三代目のニューアルバム『FUTURE』には、2人のボーカリストのソロワークを結実させたアルバムも収められている。
登坂広臣

「ソロのときには、三代目らしさをいい意味で無視して、自由にやらせてもらっているというのが本音の部分。歌詞にも曲にもすべて自分が携わっているので、言いたいことや経験したことを、素直に表現しています。グループや(今市)隆二を変に意識することなく、自分のやりたい音楽を突き詰めていったら、こういう作品になったという感じです。それがどちらのテイストとも全然違うところがまた面白いのかなって思います」

その中の一曲「LUXE」では、CRAZYBOYこと、ELLYさんとのコラボが実現。

「この曲を作っている時点で、ELLYのラップが浮かんでいたんです。それで、できあがったときに彼へ音源を送って、『次、この楽曲をやるんだけど、ここでラップを入れてくれない?』と連絡したところ、『全然やるよ!』と言ってくれました。同じグループだからという概念は一切なく、一人のアーティストとして彼の声を必要としていた。その感覚に間違いはなかったと、改めて感じています」

アルバムを制作するうえで、ボーカルとして意識したこととは?

「昨年まで行っていたドームツアーを無事に終えることができて、それを踏まえてのアルバムになるので、より成長した音楽性だったり、楽曲を届けなければいけないな、と。そういったなかでたどり着いたのが、“三代目らしさ”と、未来を示すような楽曲の、両方を打ち出すこと。前者でいうと、久しぶりにバラード曲を入れているところ。特に『恋と愛』は、すごく深い歌詞ですが、自分も30代になってこの歌詞と似たような経験もあったりするので(笑)、共感しながら歌っています」

登坂広臣

ライブの景色を思い描いて制作されたアルバムという点も“らしさ”なのでは。ちなみにライブの直前には、こんな光景が繰り広げられるのがデフォルトとのこと。

「衣装によっては素肌の露出が多いこともあって、出番まで何秒、っていう寸前までパンプアップ。みんな、ぜーぜーなのに、何事もなかったような顔をしてステージに出ています(笑)。最近は、それぞれのソロワークも活発になり7人で集まれる機会も少なくなったけど、会えば昔と何も変わらず、くだらないこともしたりします(笑)。それぞれの仕事が大きくなっているぶん、ここに戻ると安心するというか。みんなもそう感じているんじゃないかな」

とさか・ひろおみ 1987年3月12日生まれ、東京都出身。2017年、デジタル・シングル「WASTED LOVE」で、ソロプロジェクトをスタート。8月からは、初の単独アリーナツアー「HIROOMI TOSAKA LIVE TOUR 2018“FULL MOON”」を開催する。

ニット¥220,000 デニムパンツ¥68,000(共にSAINT LAURENT BY ANTHONY VACCARELLO/イヴ・サンローラン TEL:0570・016655) その他はスタイリスト私物

オリジナルアルバムとしては約2年ぶりとなる新作『FUTURE』を6月6日にリリース。今市隆二・登坂広臣それぞれのソロを含めた3枚構成。映像ディスク付き7枚組のタイプでは、各メンバーの1年間を捉えた長編ドキュメンタリー映画『SEVEN/7』も完全収録。http://jsoulb.jp/

※『anan』2018年6月6日号より。写真・YASUNARI KIKUMA(symphonic) スタイリスト・渡辺康裕(W) ヘア・宇津木 剛(PARKS) メイク・船引美智子 ヘア&メイク・千絵(H.M.C) 下川真矢 取材、文・菅野綾子 河野友紀 重信 綾 瀬尾麻美 古屋美枝 保手濱奈美

(by anan編集部)


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