詩人の書斎やクローゼットを覗いたら、そのペンが紡ぐきらめく言葉の秘密が見つかるかもしれない。なぜなら詩人・谷川俊太郎にとって詩作は暮らしの地続きにあるものだから。その両者の深いつながりを辿る展覧会『谷川俊太郎展』が開催中だ。
谷川俊太郎展

会場には巨大な柱が林立する。そこには「私は背の低い禿頭の老人です」で始まる詩、「自己紹介」が1行ずつプリントされ、側面にはそれにまつわる私的な品々が展示されている。古いラジオのコレクション、モノクロの家族写真、愛用のTシャツなど、長く暮らしを共にしてきたものからは、どこか作品と通じるモダンな気配が漂ってくるようだ。

谷川俊太郎展

もう一つの見どころはミュージシャンの小山田圭吾、インターフェイスデザイナー中村勇吾とのコラボレーション。谷川自らが朗読する「かっぱ」ほか3編が言葉、音、映像の三位一体となって空間いっぱいにこだまする。まさに詩を体に浴びる先端芸術。ぜひ体感してみて。

東京オペラシティ アートギャラリー 東京都新宿区西新宿3‐20‐2 東京オペラシティタワー3F 開催中~3月25日(日) 11:00~19:00(金・土曜~20:00、入場は閉館30分前まで) 月曜休(2月12日は開館)、2月11・13日休 一般1200円 TEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)

20行からなる詩「自己紹介」を柱状のインスタレーションに。

会場設営中に谷川が即興で書き、自ら貼り付けたメモが。思わずクスリとさせられるウィットはさすが。

※『anan』2018年2月14日号より。写真・中島慶子 文・松本あかね

(by anan編集部)


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⼒ずくで物事を通そうとすると、かえって強い抵抗にあってしまいます。そんな時は⼀度こだわりを⼿放して、基本に⽴ち返ってみること。失ったものや結果を無理に追いかける必要など元々なかったのでしょう。⼼穏やかに今やれることをしていれば、本当に⼤事なものは⾃然と戻ってきます。静かに時が満ちるのを待ちましょう。

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