バカリズムの「架空OL日記」がドラマ化! 主演のOLはなんと本人

エンタメ
2017.05.19
バカリズムさんが’06年から3年間、ネット上にこっそりOLのフリをして綴っていたブログ『架空OL日記』。その後書籍化されたこの作品が、ついにドラマに!! 原作、脚本、さらには主演も務めるバカリズムさんに、お話を伺いました。

男と女の境界線って一体…? そのへんの混乱もお楽しみください。

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「ドラマ化のお話をいただいたときは、本当に嬉しかったです。ブログ時代から作品自体にはとても愛着を持っていて、映像化されたらいいなと密かに思っていたので…(笑)」

会社での日常会話や、OL仲間の間で起こるそれはそれは些細な出来事を、淡々と描写していくこの作品。

「いかにリアルに日常を綴るかがこの作品のキモ。起こり得ないような事件やギャグを入れて、盛るようなことはしない、と決めていました。そうした瞬間に、この作品は面白くなくなる。なので、今回もドラマだからといって、必要以上に“安い展開”を付け加えないという点は、とても気をつけました」

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主演を務めるバカリズムさんは、ほぼ素顔で登場。そのシュールなムードが、深夜にとても心地よい。

「もともと自分が面白いと思っていたのは、“男がOLのフリをして日常を綴る”という点。そのベースは、ドラマでも活かしたかった。となると、主演はやはり僕だろう。さらに女装をすると寒くなるので、なるべく素顔で出るのがベターだと。消去法でこうなったんですが、結果的に作品の持つ“ちょっと狂った感じ”がすごく出ている気がして、よかったと思ってます」

それにしてもOLの中にいるバカリズムさんが醸し出す、妙な違和感と同じくらいのしっくりさ加減。男と女の境界線が揺らいできます…。

「そう、ホントそうなんですよ。確かに男と女は区別したほうがいろいろと楽だし、ビジネス的にもやりやすい。でも、おいしいケーキは男も好きだし、ケータリングの話は男女問わずみんなしますよね。とはいえ特にそういう問題提起をしたい作品ではないので(笑)。深夜に楽しく見ていただければと思います」

銀行の一般職OL・升野英知(バカリズム)と、 その仲間たちの日常を描く。共演に夏帆、臼田あさ美ら。読売テレビで毎週木曜深夜、日本テレビで毎週土曜深夜に放送中。読売テレビで放送終了後、Huluにて特別版先行配信。

バカリズム 芸人。4月からの新レギュラー番組『良かれと思って!』(フジテレビ系)、『笑×演』(テレビ朝日系)、『バカリズムの30分ワンカット紀行』(BSジャパン)をはじめ、多数の番組に出演。

※『anan』2017年5月24日号より。写真・小笠原真紀 

(by anan編集部)

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