肌悩みを克服した2人が愛用するコスメとは?
――肌のお悩みはありますか?
サーヤ 花粉の時期は、細かいブツブツができてすごく荒れるんですよ。生理前や寝不足の時に吹き出物ができることもあります。そういう時に大切なのは、出来るだけケアをシンプルにすること。以前すごいニキビ肌だった時期があるんですが、それを救ってくれたのが<クリニーク>の拭き取り化粧水。アルコールが入っているからかなりスースーするんですけど、あれで肌質が変わりましたね。今も肌がゴワつく時は使います。あとは、<クレンジングリサーチ>のウォッシュクレンジングも愛用中。肌がガサつく時は、あれの緑か黄色で洗顔するようにしています。
スキンケアに関しては、いろいろ試してみた結果、ネームバリューよりも肌に合うことが大事だなって気づいたんですよね。昔はデパコスで買うことにテンションが上がっていたけれど、最近はドラッグストアで買うことが多いかも。その分レチノールとかシカとか、配合されている成分は結構チェックするようになりました。ただし、クレンジングは<シュウ ウエムラ>のアルティム8∞一択! 洗い上がりがつっぱらないし、いかついアイメイクもスルッと落ちるところが好きですね。何回も浮気したけど、結局これに戻ってきます。
くるま シュウ ウエムラのアルティム8∞、僕も使ってます。ただ、落とす力がすごく強いから、軽めのメイクの時は<DUO>の敏感肌用のクレンジングバームに切り替えてますね。肌に優しいし、クレンジングと洗顔が一緒にできるから重宝してます。僕はニキビがすごくコンプレックスでスキンケアに力を入れるようになったんですが、もともと乾燥するけどテカリやすい肌質なんですよ。典型的な男性の混合肌なので、まずは皮脂や汚れをしっかり落とした上で、保湿力の高いものでカバーするようにしています。
――美容情報はどうやって収集していますか?
サーヤ 雑誌も見ますし、美容系のYouTubeも見ます。韓国のインフルエンサーの人の動画とか、「オーガニック生活してます」みたいな人の動画とか、いろいろあって面白いんですよ。ただ、スキンケアに関しては医師の方が発信している動画を参考にするかな。やっぱり肌に合ったものを選ぶことが大事だと思うので、“お医者さんは何て言ってるかな?”とセカンドオピニオン的な感じでチェックしてます。
くるま レインボーの池田さんがXに挙げている情報を参考にさせてもらったりしてますね。僕なんかは学生の頃から悩みだったニキビを治したくてあれこれやっているだけだけど、池田さんは美しい肌に向けて努力をされている“本物”なので。池田さんが寝る前に飲むサプリとか食べ物を1回全部真似してみようと思って、トマトジュースとか<カリウムの力>とか一通り買ってみたんですよ。カリウムは自分に合っていたみたいで、それを飲むようになってからむくまなくなりましたね。池田さんがプロデュースされている<makeumor>のマスクや日中美容液もご本人から頂いたんですが、めっちゃいいですよ。マスクはいい匂いがするし、美容液は日中の日焼けが防げるから愛用しています。
肌の安定はメンタルの安定に繋がると思う。
――美容を頑張ってきてよかったと感じることはありますか?
くるま いろいろやってきた結果今はニキビがない状態を維持できているので、それがモチベーションになってますね。高校生や大学生の頃はすれ違う人の視線をずっと気にしていたので、肌が安定しているだけで1日を平和に生きられるんですよ。お笑いにおいても、何かの役柄を演じる場合はなるべく見た目がフラットな状態の方がやりやすい気が。例えば子供や女性を演じるのもスムーズだし、逆にグッと男性的に見せることもできる。お芝居の幅が広がるし、それによって伝わる部分もあるのかなと思ってますね。
サーヤ 私も肌が荒れているとすごくテンション下がるから、肌管理だけはちゃんとしようっていうのはありますね。むしろそれだけできていれば、あとは別にいいというか(笑)。肌とメンタルって直結していて、アゴにでっかい吹き出物があると、テレビに出ていても(うわ、吹き出物映ってるかも。ちゃんとコンシーラーで消えてるかな…)とか気になっちゃうんですよ。昔はクリニックでハーブピーリングみたいなものをやっていたんですが、最近はスクラブとかでまめにお手入れした方がちゃんと維持できる気がして、ホームケアに力を入れるようになりました。
くるま あと、僕の場合は健康のためにやっている部分もあるかも。肌のことだけ考えると(ま、いっか)となっちゃいがちだけど、今年は忙しくさせてもらって人生で一番体調を崩しやすい一年だったから、自分なりにどうにか健康でいなきゃっていう思いがあって。サプリをはじめ、食生活とか睡眠とかもちゃんと意識するようになったことで、結果的に顔もシュッとしてきて肌の安定にも繋がった気がします。
ふたりの愛用品をご紹介!
ビジュアル掘り下げ派orチャレンジ派。姿勢は違えど、探究心の強さが共通点に。
――おふたりが自身のビジュアル作りに対して意識している点をお聞かせください。
くるま テレビ局にはメイクさんがいるんですが、いろいろやってもらう中でなんとなく覚えて、自分でできる範囲は自分でやるようになりました。<NARS>のクッションファンデもいろんな色をネットで買って、「これだと白すぎる」みたいな感じであれこれ試したことも。やっぱり芸人、なおかつメンズだからこそ、日常メイクではなく舞台やテレビで使う際の難しさっていうのがあって。照明で白く飛んじゃうので、舞台やM-1の場合は絶対にファンデーションは暗めが良いんですよ。去年のM-1の時もそこを計算して臨んだんですが、同じ肌トーンで『ラヴィット』に出ると結構暗い感じになる。なので、常に2色くらい用意しておいてセットや照明に合わせて変えるようにしています。下地の色でもその辺りは調整できるので、トライアンドエラーで試しながらやってますね。
サーヤ おっ、めっちゃいい話! 私も自分でやる方が自分好みに仕上がるから、雑誌の撮影とか以外は基本的にセルフメイクですね。無印良品のメイクボックスにあれこれ詰め込んで現場に入ります。ただ、人にやってもらうとまたちょっと違う自分になれるから嬉しい。基本的にメイク、髪型、ファッション含めて飽きが早いので、いろんなものに挑戦したいんですよ。くるまは美容も服装も含めていろいろ冒険してきたけど、ここ1〜2年で自分にピタッとハマるものが定まってきた感じがする。
くるま ありがたいね。サーヤ先生は常に変化しようとするバイタリティを感じるけど、よくやりたいことのストックが尽きないよね。見るたびに「あ、その靴も履きたかったんだ!」「そのファッションもやりたいんだ!」って驚くもん(笑)。普通どっかで限界が来る気がするけど、好奇心が続くのがスゴイわ。
サーヤ いろんなのやりたいからね。次は金髪にしたい!
くるま そうなんだ、俺はむしろ青かってくらい一番暗い黒に染めてる(笑)。サーヤみたいに幅広く似合うならいいけど、自分は似合うものがそんなにないと思ってるから。髪型とかもめっちゃ頑張ってこれに辿り着いたので、変えたいっていう願望は全くないですね。
他がやらなかったことを、あえてやる。それが『みんなテレビ』。
非教育的な企画をお届けする、“子どもに見せられない子ども番組”『みんなテレビ』。今年6月に第1弾、11月から全6回となる第2弾※が放送されて大きな話題を呼んだ本番組を、MCであるスカンク人形のスカン子&プー太の声を担当したおふたりはどう感じているのか聞いてみました。
(※全6回をTVer、ABEMAで無料公開中!1月5日(日)23:59まで)
――第2弾もユニークな企画が勢揃いでしたが、おふたりがこれまでで印象に残っている企画をお聞かせください。
くるま やっぱり、「うんちを見せてもらう」っていう企画はインパクトがありましたね。
サーヤ ギャラクシー賞もらってほしい。あれによって、学校でうんこして“うんこマン”って呼ばれていた子が救われるような風潮になってくれたらいいなと思いますね。むしろ我慢して溜め込んでる方が“うんこマン”と呼ばれるようになるべき。
くるま たしかにね。要はお医者さんに実際にうんちを診てもらって健康かどうかを判定するっていう企画なんですけど、登場したのがDJ KOO さんで。この企画が浸透して、「お前すごいな」って正しいうんちが出たことを誇れる社会にしたいですね。
サーヤ 色がこうだと健康とか、何センチあることが大事とか、普通に勉強になった上にこんなにキモい企画が成立するんだ、って思った(笑)。他がやらなかったことをやってる感じがいいですよね。
くるま そうそう。他が思いつかなかった企画っていうことじゃなくて、他がやらなかったことをやって、それを誰も止めないっていうね(笑)。ただ、全般的に生活が楽しくなるようなVTRが多いんですよ。覚悟決めた顔で歩いている人を見たら“この人初めてのストリートファイトをしに行くのかな”と思ったり。いい意味で世の中が軽くなるような番組だと思います。
――おふたりにオファーがあった際に、“こんな風にしてください”というリクエストや指示はあったのでしょうか?
くるま 制作チームの方々が僕らのことを知ってくれていて、“こっちも好き勝手やるんで、そっちも好き勝手やってもらってそれをぶつけましょう”みたいな感じだったんですよ。信頼しているが故の預け方をしていただいている感じがします。
サーヤ それはありがたいよね。酒飲みの場で「いつか面白いことしたいよね」って話になるけど、言って終わるじゃないですか。それをマジでやっちゃってるのがこの番組で。
くるま だから「内輪ノリじゃねえか!」とか言われても一切反論できないです。大学生のノリを引きずってきちゃってるんで、ホントすみません。
サーヤ でも「いつまでやってんだよ!」と思わない人もいてくれたおかげでこうして第2弾までやらせて頂いて、嬉しいよね。今まではどの現場もひと回り上の人たちと仕事するのが当たり前だったから、やっとラフに心から笑える現場ができてよかったなって。地雷を恐れずに話ができる感じがして、めっちゃ楽しいです。
くるま 僕はちょっと楽しみ方が違っていて、自分に責任がある場所ができたやりがいに面白さを見出しているんですよね。ホーム感というより、“これを面白くして、俺がこいつらを食わせていかなきゃいけない!”みたいな。別番組でご一緒している永野さんがよくそう話しているんですけどね。
――独自のスタンスを築かれているおふたりが目指す到達点のようなものはあるのでしょうか?
サーヤ これをやりたいというよりは、やりたくないことをやらないでいたいですね。私たちはそれを崩さないでやってきたと思うので。唯一そこに抵抗してきた人間なんじゃないかな。
くるま でも、客観的には新しい何かなんて作ってないんですよ。サーヤ先生の個人事務所も、僕が2〜3年目の頃から“これがやりたいです、これがやりたくないです”と言ってきたのも、今までになかった概念じゃないワケで。タイミングや手順が自分たちのペースだったというだけ。それがうまくいかなかったらただのワガママになっちゃうけど、自由には責任が伴うからこそちゃんとやり続けなきゃなと思ってますね。
サーヤ これからも、やだなと思ったらちゃんと断れる人になる!
くるま 理想を思い描いてそこに飛び込んだりすることを我慢して今があるので。“目標を立てられるくらいなら、初めから迎合してちゃんとやってるわ!”と思うんですよ。目標を立てずにここまでやってきたので、その責任を全うしたいと思ってます。
PROFILE プロフィール
サーヤ
1995年12月13日生まれ、東京都出身。2014年に相方のニシダとお笑いコンビ・ラランドを結成。’21 年より、個人事務所の代表取締役社長も務める。俳優・アーティストとしても活動中。
PROFILE プロフィール
髙比良くるま(たかひら・くるま)
1994年9月3日生まれ、東京都出身。2018年に相方の松井ケムリとお笑いコンビを結成。’19年5月よりコンビ名を「令和ロマン」に改名。’24年のM-1グランプリでは、見事2連覇を達成した。