気温が高く、汗や皮脂で肌がベタつくので自覚しにくいけれど、実は夏の肌は乾燥しがち。
「冷房や紫外線の影響で、肌表面は脂っぽい人でも、水分量は少ないという傾向に。そのまま乾燥が進んだ状態になると、バリア機能が低下し、くすみやごわつき、肌荒れなどのトラブルを起こしやすくなります」(慶田さん)
肌の奥まで潤わせるために、アイテムを重ね使いしたり、こまめに保湿するよう心がけて。
こんな悩みはどうすれば…。
Q:冷房の効いたオフィスで一日過ごすと、肌が乾燥でカピカピになってしまいます…。
→水分を蒸発させないスキンケアステップを取り入れて。
(1)高機能ブースターで、化粧水の前に肌を整える。
「化粧水の前に使うブースターは、その後のアイテムの保湿効果をグンと上げてくれます。せっかくケアしても汗で流れてしまっては台無しなので、スキンケア時は室温を低めにしておくのも◎」(美容家・岡本静香さん)。汗の引いた状態で、しっかり水分補給を。
スキンケアの後に口を大きく開けてみて、頬などがつっぱる感触があれば、保湿不足の可能性が。化粧品の量を少し多めに変えたり、保湿の回数を増やすことが必要かも!
肌本来の機能を助けるプレローション。
速やかに肌になじんで、角質層深くまで、はちみつと植物成分の力を届けるミルクタイプのプレローション。後で使う化粧水がぐんぐん浸透する、クリアで潤いのある肌環境をつくる。ハニーレディ95 ml ¥12,960(HACCI)
(2)さらさらタイプの化粧水でパッティングして、肌温度を下げる。
ブースターが浸透したら、さらさらタイプの化粧水をつけて軽くパッティングを。「汗が出ないよう、タオルを巻いた保冷剤を首まわりに当てておくのがおすすめ。肌温度が下がりやすく、汗で化粧品が流れてしまうのを抑えられます」(慶田さん)
一日中、乾燥知らずの肌をキープできる。
特殊技術により、保湿成分を超微細化して配合。角質細胞のすみずみまで水分を巡らせ、ひとつひとつをふっくら潤わせる。ベタつかないサラッとしたテクスチャー。モイストバランス ローション 360ml ¥5,500(アクセーヌ)
(3)ベタつかず使いやすい、ジェルやクリームで水分を閉じ込める。
「ただでさえベタつくから、化粧水をつけて終わり!」なんて、もってのほか。「水分を閉じ込めるためにも、クリームやジェルは必ず使いましょう。軽いテクスチャーのものを選べば、心地よく効果的に肌を整えることができます」(慶田さん)
軽やかジェルが潤いを速攻チャージ。
なじませた瞬間から肌の水分量がアップし、その状態を長時間キープするウォータージェル状美容液。環境ストレスを跳ね返す肌に。モイスチャー サージ ハイドレーティングコンセントレート 48g ¥6,900(クリニーク)
(4)よく動く口元と目元は、バームで油分の膜を作って。
顔の中でもよく動かす口元や目元は、特に乾燥しやすい。「肌が乾かないよう、日中もこまめに油分で保湿しましょう。バームタイプは様々な箇所に使えるのでおすすめ。薄く丁寧に重ねれば、メイクもヨレにくいです。清潔な手で使うように心掛けて」(岡本さん)
なめらかに浸透し強力にバリア。
肌の明るさや透明感を引き出すため、11種類の美容成分を濃縮して配合。浸透力と保湿力のバランスにすぐれ、ベタつかずにしっとり感が続く。急な肌荒れにも。エッセンスハーブバームクリーム 8g ¥3,800(MiMC)
<SPECIAL CARE>ハイテク美容器で肌内部まで保湿!
保湿成分やビタミンCを角質層まで送り込む。
化粧品が含むビタミンCや保湿成分を、イオンの力で肌の角質層までしっかり届ける美容器。お手入れの最後やメイク前にクールモードで急速冷却すれば、肌がすっきり引き締まる。イオンエフェクターEH-ST75 ¥36,000*編集部調べ(パナソニック)