年末年始の怠惰な生活や食事が災いして、美しいシンデレラですらシンデブラ! なんて恐ろしい事態に。「正月太りのように、短期間で増えてしまった体重なら、短期間で戻すことは可能」とパーソナルトレーナーの池田佐和子さん。大切なのは、その太った状態を放置せずに、すぐ対策をとること。
「太った最大の要因は、不規則な生活による自律神経の乱れです。自律神経を整えさえすればダイエットの第一歩は成功したも同然」
そこで、今回のダイエットプログラムで注目したのが朝。朝エクササイズを日課にして、1週間の集中プログラムを作成。
「朝にスイッチを入れることを習慣づければ、自律神経は整い、カラダは燃焼系に変わります。このプログラムを、とにかく1週間続けてみて。目標体重に戻せなかったら、さらにもう1週間繰り返せば効果が出てくるはずです」
では、集中プログラムの1日目、2日目のプログラムについてご紹介します!
DAY1;動きやすい股関節で、燃焼する下半身に。
プログラム初日、攻めるべきターゲットは股関節。「痩せやすいカラダ作りに一番大切なのが、関節の可動域を広げることです。股関節がスムーズに動けば、ハムストリングスや大臀筋など、大きな筋肉がたくさん付いている下半身が効率よく動き、消費カロリーが上がります。日常の動作が、ダイナミックに変わっていくのです」
- 右手はまっすぐ上げ、左手で左足のつま先を持ち、股関節からゆっくり前に曲げる。曲げた脚の太もも前面だけでなく、軸脚の右太ももも意識して、筋肉をしっかり使おう。
- つま先を持ったまま、股関節から後ろに伸ばす。左脚の太もも前が伸びるのを感じて。骨盤が後傾したり、姿勢が曲がらないよう注意。1、2を10回繰り返す。反対の脚も。
DAY2:痩せるために欲しいのは、自在に動く股関節。
普段座りっぱなしや同じ姿勢でいることが多い人は股関節まわりの筋肉が固まりやすいもの。「特に、太ももの内側にある内転筋、外側にある外転筋は、日常生活でちゃんと使えている人は、ほとんどいないでしょう」
股関節を使い、内転筋、外転筋をきちんと動かせるようになれば、骨盤が安定し、血液やリンパの流れもスムーズになる。
- 両手が肩の位置の真下にくるようにして四つん這いに。頭からお尻まで一直線になるようにキープ。
- お尻を締めながら左脚の膝を直角に曲げたまま横に上げる。脚を上げる時、背骨はまっすぐなまま。1、2を10回繰り返したら反対の脚も。