松本まりか「38歳の今が、人生で一番キレイな肌」 美を支える、腸活メソッド&愛用品を公開

2023.7.8
年齢を重ねるごとに更新し続けている、俳優・松本まりかさんの美の秘密は“腸活”。独自のメソッドや愛用品もたっぷり披露!

腸活って、自分自身と向き合う作業なんです。

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撮影中、おへそが見えるクロップド丈の衣装を着ては、「お腹、ひっこめなきゃ!(笑)」と言って、お腹を凹ませようとする、茶目っ気たっぷりの松本まりかさん。一方で、努力家の彼女らしく、この日の取材のために、腸活について猛勉強! 学んだことを書き留めたメモや、愛用中の腸活アイテムのパンフレットをたくさん持参してくれた。

「腸活って、菌活なんです。菌活のプロにお話を聞く中で、腸を健やかに保つためには、腸内に多様な菌がバランスよくいることが大事だと知って…。なので、とにかく菌を大事に、菌とともに生きなきゃって思っています。そのために心がけているのが、“(1)菌を取り入れる”“(2)菌を育てる”“(3)菌の邪魔をしない”、菌活のプロが教えてくれたこの3か条!」

松本さんが腸活の基本としている“菌活3か条”とは、菌ファーストな食事術のこと。

「まず、(1)の菌を取り入れるとは、乳酸菌などの腸にいい働きをしてくれる、生きた菌を取り入れる“プロバイオティクス”のこと。菌活を始めた今では発酵食品を組み合わせるのが楽しくて、いろいろな種類の菌を取り入れるようになりました。(2)の菌を育てるというのは、腸内細菌のエサとなるものを取り入れる“プレバイオティクス”という考え方。エサになる成分を摂取することで、善玉菌を増やすことができます。食物繊維が豊富なきのこや海藻類などはこれをサポートしてくれるそうです。そして意外と盲点なんですけど、(3)の菌の邪魔をしない、ということもすごく重要なんです。何を食べるかということと同じくらい、腸内環境を悪化させる悪玉菌を増やさないよう、何を摂らないかも重視しています。体に害のあるものやグルテンはなるべく避けています。また、心身のストレスはそのままにしないよう、サウナやよもぎ蒸しで汗とともに老廃物をデトックスするように。ここをおろそかにしていると、(1)と(2)でせっかく培ったいい菌も台無しになってしまうんです。結局、昔ながらの食事が、腸には一番なんですよね」

ロケ先での食事も、時間が許せばその土地ならではの食材を使った手作りの味を求めて、食堂を探すという松本さん。でも、ストイックすぎないことも、腸活を楽しく続けるポイントなんだそう。

「たまにはご褒美にパスタを食べるときもあるし、食べたいものを食べることも。甘いものが欲しくなったら我慢するんじゃなくて、甘酒を飲んだり、米粉のクッキーやマクロビ系のお菓子を選んだりと、質にこだわるようにしています。外出するときは、青汁や酒粕など、普段愛用しているものを入れた保冷ポーチを持ち歩いているんですけど、お仕事中、ちょっと小腹がすいたときのおやつにあると安心です。調味料やオイルも好きなので自宅にはたくさんそろえていますが、良質なものをセレクトするように。とくに、オイルだけは絶対にケチらないようにしています。酸化した油は腸内環境を悪くするので、酸化しにくい遮光瓶であることはマストだし、どんな工程で作られているかも大切。ごま油、アマニ油、オリーブオイル、ココナッツオイルなど、いい油をそろえておけば、それだけで安心です」

“自分に合う”腸活アイテム探しを支えているのが、前のめりなほどの好奇心と知識欲。

「今って、腸活にいいものがいろいろ出ていますよね。だから、気になったものは、片っ端から試しちゃいますし、調べます。知り合いを通じて、〈福光屋〉の社長さんや、〈仁井田本家〉の識者の方に直接話を伺う機会を設けていただいたり。やっぱり自分で体感して、知識を増やしていくのが一番身になるなって思います。今は甘酒にハマってるんですけど、原料も製法もそれぞれに違ったりするから、なぜいいのか、どれが自分に合うか、どんな体感があるか見極めるのが楽しい。自分の体を知るきっかけにもなってるんですよね。腸活って、自分自身と向き合う作業だなって思います」

無理せず楽しみながら自分に合った腸活を行う今、自分史上最高のボディと肌に!

「昔は便秘がちだったけど、最近は巡りがよくなり、いつの間にか悩みが解消していました。それはお肌も同じ。10年前よりも確実に今の方が肌がキレイになっていると、自信を持って言えます! 実は、27歳のときに俳優仲間から“老けたね”って言われたのが本当にショックで…。でもたしかに、今より肌はごわごわしていたかな。くすみやほうれい線もあったから、皮膚科に行ったこともありましたが、今は肌悩みほぼゼロに。かといって、高価な化粧品やあれこれいろんなものを使っているわけじゃなくて、外側からのケアはシンプル派なんです。それでも肌をキープできているのは、腸のケアを重視しているのが大きいのかな。38歳の今が、人生で一番キレイな肌だなって思うし。そういえば、もう何年も風邪をひいてないし、体力の衰えも感じません。内側から整えて腸が元気だと、体も肌も健やかになれると信じています」

まりかボディを育てる腸活アイテム。

お米と麹で作られるヴィーガン発酵飲料。

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右・1本に1500億個の植物性乳酸菌を含むお米の発酵飲料。ANP71 150g¥324 左・麹由来のクエン酸による爽やかな風味。KOJI POWER DRINK 350g¥324(福光屋)https://www.fukumitsuya.co.jp/

良質なオイルで健やかな腸をサポート。

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オレイン酸が豊富。「加熱に強いのでサラダ油の代わりに重宝しているオイル」(松本さん)。オリバード エキストラバージン アボカドオイル250ml¥2,160(ヤカベ)https://yakabe-shop.jp

国産ケール100%の乳酸菌入り冷凍青汁。

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低温殺菌製法と特殊冷凍で栄養キープ。「栄養がたっぷり! 続けやすい価格も魅力」。遠藤青汁「生(特殊冷凍)」1箱(100g×28袋)¥4,536(遠藤青汁高知センター TEL:0120・44・7769)

栄養や機能性成分が豊富な“さかすけ”。

Health

酒粕を乳酸菌で発酵させた発酵食品。「クリーミーな味わい。小腹がすいたときに、豆乳と混ぜて飲みます」。八海山酒の實使用 乳酸菌発酵酒粕 200g¥594(麻布 千年こうじや TEL:03・6277・8578)

白砂糖や添加物ゼロのマクロビ酵素ペースト。

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汚染されていないブラジルの土地で育った86種の野草などを8年熟成。「あまたある酵素の中でも信頼の品」。be my flora 8年熟成酵素10g×60包¥19,500(REBEAUTY)https://bemyflora.com

白糀の自然な甘さと清涼感のある爽やかさ。

Health

無堆肥無農薬栽培の自然米の白糀を100%使用した甘酒。「豆乳と混ぜると、とろとろになっておいしい。炭酸割りもさっぱり」。あまさけ すぱっしゅ 160ml¥400(仁井田本家 TEL:0120・552・313)

まつもと・まりか 1984年9月12日生まれ、東京都出身。演技派俳優として映画やドラマ、CMなどの出演多数。NHK大河ドラマ『どうする家康』に出演中。待機作に7/14公開予定の映画『アイスクリームフィーバー』と『湖の女たち』がある。

ビスチェ¥24,200(プランクプロジェクト/プランクプロジェクト 青山店 TEL:03・6455・4550) パンツ¥38,500(ストゥディオ アール スリーサーティー contact@studior330.co.jp) ピアス¥28,600(ピューピル キャスケット/ショールーム ウノ TEL:03・5545・5875)

※『anan』2023年7月12日号より。写真・嶌原佑矢(UM) スタイリスト・SHOCO ヘア&メイク・AYA(TRIVAL) 取材、文・岡井美絹子

(by anan編集部)