岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「夏の曲」です。
okazaki

暑いですね。夏真っ盛りです。夏になると夏の曲を書きたくなります。でも、それではミュージシャンとしては間違っています。時すでに遅しなんです。夏の曲を今書いたとしても、それを夏にリリースできるのは来年になってしまう。今年の夏にリリースするためにはその前の冬、遅くとも春先までに「夏の曲を書きたい、書くぞ!」と思わないといけない。ざっくりとしたスケジュール感を説明します。夏に曲をリリースするためには、2~3月には着想し、3月中に楽曲完成、4~5月にレコーディング、6月にプレス、7月にリリースが理想です。これを実践できないといけません。しかし、これがなかなかに難しいです。それを今年やってのけているのが、同期デビューのヤバイTシャツ屋さんによる「ちらばれ!サマーピーポー」です。驚きの6月29日リリースです。めっちゃ夏を先取っています。これを聴かせていただいたときに、季節感を読み切ってやり抜けていると、そのプロ魂に感動しました。めっちゃ夏を盛り上げてくれています。同期なのにどうして僕はまだそれができないのでしょうか? 僕にも「八月の冒険者」という夏の歌がありますが、これはまさに8月に書きましたので、リリースできたのは10月。アルバム『FIGHT CLUB』に収録されていますので、今こそ、ぜひ聴いていただきたいです。

僕は、ネタ曲も多いですし先読みして書くことが得意と思われているかもしれません。しかし、実は意外と苦手です。想像して、「この時期にはこういうことを思ってそうやな」と書くことができない。今自分が考えていることや感じていることしか書けないタイプなんです。だから今の気持ちで夏の曲を書いても、できたときにはもう夏は終わっています。というか、もはや今考えるべきことは、冬にリリースする冬の曲のことなんですよね。「雪が舞い散る」とかの歌詞を今考えないといけない。それはなかなかに大変です。なので、夏シーズンに大活躍する夏曲や、夏が売りのバンド…それこそTUBEさんのような方々は本当に素晴らしいと感動します。だって、冬場に絶対頑張っていらっしゃいますから! 夏が来る前から夏に聴きたいだろう曲を用意してくださっている。僕も真似できるようになりたいです。盛り上がる夏の歌作りたいです。そのために今年の夏の思い出をしっかりとストックしておきたいと思います。

おかざきたいいく 自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。

※『anan』2022年8月10日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND) 文・梅原加奈

(by anan編集部)

Share

  • twitter
  • threads
  • facebook
  • line

Today's Koyomi

今日の暦
2026.4.
27
MON
  • 六曜

    先勝

周りと競わず、⾃分の信じる道を淡々と歩んでみましょう。今⽇は華々しく活躍することよりも、内⾯の豊かさを⼤切にしたい時です。謙虚さを⼼がけることで、幸せを運ぶ⾵があなたを優しく包み込みます。⽬先の欲に流されて⾃分を偽る道を選ばず、良⼼に基づいて⾏動しましょう。それが⼤きな幸運を引き寄せる鍵になります。

エンタメ

Recommend

こちらの記事もおすすめ

廃遊園地でかけられた耽美な異変に少年バディが挑む、ゴシックホラー。小説『花檻の園』
廃遊園地でかけられた耽美な異変に少年バディが挑む、ゴシックホラー。小説『花檻の園』
Entertainment
キャラクターデザイン&総作画監督・須藤昌朋さんが見てきた、『名探偵コナン』におけるアニメーションの歴史
キャラクターデザイン&総作画監督・須藤昌朋さんが見てきた、『名探偵コナン』におけるアニメーションの歴史
Entertainment
小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き○○○○⚫︎:第37回目『能ある鷹は深爪を隠す』
小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き○○○○⚫︎:第37回目『能ある鷹は深爪を隠す』
Entertainment
秋元康が仕掛けるシアターボーイズプロジェクト「Cloud ten」始動!|「zero to ten」第1回
秋元康が仕掛けるシアターボーイズプロジェクト「Cloud ten」始動!|「zero to ten」第1回
Entertainment

Movie

ムービー

Regulars

連載