岡崎体育、劣悪な制作環境のYOASOBI・Ayaseを「むちゃくちゃ夢がある」

2021.3.15
岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージック」です。
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一昨年、特番としてヒャダインさんとご一緒した、パソコンひとつで音楽制作をする「DTM(デスクトップミュージック)」について深掘りしていく番組『ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージック』(NHK Eテレ)が、今年からレギュラー番組としてオンエアされています。自宅の部屋からネットを通して音楽を発信したら、それが世界中で聴かれるようなムーブメントを生み出すこともある。そんな可能性を持った音楽の作り方「DTM」について、身近で気軽に始められるものとして捉えてもらえたらうれしいなと思ってやっています。スタジオもなんか実際に家にいるようなセットだし、僕たちも気軽におしゃべりしている感じでやっているので、それも新しいスタイルだなと思います。今までにない音楽教養番組ではないでしょうか。実際に、見てくれたミュージシャンや音楽関係の友人・知人たちからも、むちゃくちゃいい番組と言ってもらえてありがたいです。

個人的にも、いろんな人の機材や制作環境を見ることができるのは、とても面白いです。第1回にはゲストに『夜に駆ける』が話題のYOASOBIのAyaseさんが来てくれましたが、その制作環境がかなり劣悪なのもちょっとネットをざわつかせました。僕も、実家時代は子供部屋の勉強机で作業をしていたので、劣悪ぶりには自負があるのですが、Ayaseさんは丸テーブルにノートパソコンだけ。スピーカーもMIDIキーボードもなしで制作している。そんな圧倒的に不利な環境で音楽を制作していて紅白にも出場しているって、むちゃくちゃ夢があるなと思いませんか。僕も、子供部屋で作った音楽だけで、さいたまスーパーアリーナのステージに立てたことを誇りに思っていますが、Ayaseさんもきっと同じはず。お金がなくても、パソコンひとつあれば自分の夢は叶う、すごいことが成し遂げられるという事実は、お小遣いやお年玉でやりくりしているような10代のキッズたちの希望になると思います。

これからもいろんなゲストを招いて、みなさんのワンルームをのぞいていきたいと思います。最終的な目標は、ビリー・アイリッシュさんに実際にお話を伺うことですかね。この番組のひとつの肝となっている存在がビリーなので。ベッドルームで作った曲でグラミー賞を獲った時、どんな感動があったのか。話を聞いてみたいです!

おかざきたいいく 『よなよなラボ』(NHK総合 毎月1回土曜24:35~)、『おはスタ』(テレビ東京系)火曜日、『ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージック』(NHK Eテレ 毎週火曜22:50~)にレギュラー出演中。

※『anan』2021年3月17日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)

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