結成20周年、メジャーデビュー15周年のタイミングでリリースされたベストアルバム『Perfume The Best“P Cubed”』を携えた4大ドームツアー。そのうち、2月25日に行われた東京ドーム公演が収録された映像作品だ。

Perfumeだけが持ち得る唯一無二のアートの最高峰。

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ベスト盤に収録された54曲の中から事前にファン投票を募り、その結果を参考にして組まれた珠玉のセットリスト。ステージの装飾だけでなく、楽曲演出に膨大な意味がある、とてつもない情報量のライブだ。

ファーストツアー「GAME」のオープニングと同じく、ライトセーバーを持っての「GAME」のパフォーマンスで幕開け。当時はアルバム『GAME』がオリコン週間チャート1位を獲得した直後であり、その勇ましいオープニングは“Perfume時代の到来”を印象付けた。8年ぶりの東京ドームで披露されたライトセーバー×「GAME」は長年のファンにとってはとても感慨深いし、何より単純に、鳥肌が立つほど、かっこいい。

他にも、「だいじょばない」に「Coachella 2019」時のエフェクトがかかっていたり、「SEVENTH HEAVEN」が2008年のAXワンマン時のピアノバージョンだったり、「チョコレイト・ディスコ」でMVのカラフルなネオンが天井に映ったり。次々とこれまでのPerfumeの歴史が蘇っていく。

一番多くライブで披露されてきたであろう「ポリリズム」は、様々なライブでの名シーンが映像で流れ、花火が上がるという2010年の初の東京ドーム公演へのオマージュ。この「ポリリズム」1曲だけでも、こめられた熱量が半端ではない。「edge」は最後に三角形を描くという直角二等辺三角形ツアーへのオマージュがありながら、3人それぞれが違うボックスの上に乗ってアリーナエリアを移動するという斬新さ。この演出に象徴されるように、「チャレンジャー」としてのPerfumeも全開だ。

このライブの翌日のツアーファイナルは、政府の自粛要請により、中止を余儀なくされた。その前日、様々な感情が去来する中でライブに臨んだあ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人は、相当の緊張と不安を抱えていただろう。だからこそ、最初のMCタイムで客席からの大歓声を浴びた時の安堵の表情が、はっきりと焼きつく。終盤のMCで、3人の口からいかにPerfumeが最高かということが告白され、何ものにも代えがたい幸福感が場内に満ちるところも、Perfumeならでは。

Perfumeだけが持ち得る唯一無二のアートとしての最高峰と、Perfumeだけが持ち得るかっこよさととかわいさの最新形がたっぷりと味わえる作品だ。

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『Perfume 8th Tour 2020 “P Cubed”in Dome』【初回限定盤(2BD+グッズ)】¥7,500 【初回限定盤(2DVD+グッズ)】¥6,500 【通常盤(BD)】¥5,000 【通常盤(DVD)】¥4,000(UNIVERSAL MUSIC)

パフューム 2000年結成。あ~ちゃん、かしゆか、のっちによるテクノポップユニット。'18年、アルバム『Future Pop』が全世界20の国と地域のiTunesエレクトロニック・アルバム・チャートで1位獲得。'19年、日本人女性アーティストとしてコーチェラに初出演。

※『anan』2020年9月9日号より。文・小松香里

(by anan編集部)

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