6カ国語を理解する『東大王』岡本沙紀に“勉強法”を聞きました!
好奇心を起点にぐんぐん広がる知識量。
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昨年、『東大王』に候補生として参加するやいなや、メキメキと頭角を現している岡本沙紀さん。学びの原点は、好奇心にあるそう。
「川に行けばひたすら石を拾い、森に行けばセミの抜け殻を集め、どこにいても楽しみを見つけられる子供でした。新幹線に乗る時は、地図帳を持参。景色を眺めながら『段々畑の向こうに山があるからこのあたりを走っているな』とか推理して、地図帳で確認して遊んでました。ググれば答え合わせができる今は、地図帳いらずで便利な時代です(笑)」
気になったことは即、スマホでリサーチ。調べただけで終わらせないのが、知識を定着させるコツ。
「記憶力があまりよくなくて、丸暗記は大の苦手。興味のない教科ではとんでもない点数を取っちゃいます…。理屈がないと覚えられないんです。なので、今ある知識と関連づけながら、とにかく書いて、書いて、書く! それでやっと覚えられるんです。知識を増やすには、自分が楽しいとか面白いと感じる分野に引き寄せていくといいと思います。自転車が趣味なら『勾配がなくて走りやすい』と感じることも立派な地理的な見地ですし、そこからその土地への興味がわき、もっと知りたくなるきっかけになるんじゃないかな。私も、世界遺産を丸暗記するのは無理…。でも、好きな地質学や地理と関連付けると覚えられるというのが、経験としてありますから」
英語、ロシア語、現代ギリシャ語、ルーマニア語、セルビア・クロアチア語を理解し、今はアラビア語を勉強中。ぜひとも、語学の達人の勉強法が知りたい!
「私の場合、喋れるわけではなくて、言語学として学ぶ文法マニアですが、日本語やすでに知っている言語と、学びたい言語の違うところ、似てるところを徹底的に比較すると覚えやすいですね。そもそも言語に興味を持ったきっかけは、16歳で行ったアメリカ留学で出会った人たちでした。新しい世界に踏み込むためにも、人との出会いは大切にしています」
低GI値のチーズやチョコで勉強の大敵、空腹&眠気を防止!
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お腹がすいて集中力が途切れないように、さっと食べられるチョコやチーズを常備。「血糖値が急激に上がると眠くなるので、GI値が低いチーズ系のお菓子をよくつまみます」
大好きなノートに書いたことが知識というかけがえのない財産に。
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文房具好きで、バッグには常に2冊以上のノートが入っている。「私は視覚で覚えるタイプ。ポイントは色ペンを重ねたり、書き足す時は鉛筆で書いたり、工夫してます」
おかもと・さき 2000年5月26日生まれ、東京都出身。‘18年、国際言語学オリンピックに日本代表として出場。現在、東京大学理科一類1年生。孫正義育英財団3期生。
※『anan』2020年2月12日号より。写真・中島慶子 ヘア&メイク・イワタユイナ 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)
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