負のスパイラル、どう脱出する? 横澤夏子がしたこととは…

2019.4.2
出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、自分の感情をコントロールできる「マイナス思考から脱出させてくれる女」になりきり。
yokozawa

相手に共感することが大事です!

人間誰しも、マイナス思考に陥ることってありますよね。私も以前、発する言葉すべてがネガティブだった時期がありました。そのときに、ハリセンボンの近藤春菜さんに相談したところ、「私もよくそうなるけど、マイナス思考になっているんだね」と言われ、そのときに初めて、“私、今マイナス思考なんだ!”と気づきました。自分では、ただやさぐれているだけだと思っていたのでハッとしたと同時に、自分がいる状況がわかったことで、抜け出すことができたんです。そんなふうに、誰かが落ち込んでいるとき、「負のスパイラルに陥っているよ」と分析し、安心させてくれる人って、ありがたいし、素敵だと思うんです。励ましの言葉をかける人が多いと思いますが、落ち込んでいるときにはさらに落ち込ませてしまうこともあり、逆効果ですよね。あと、渡辺直美さんにもよく相談をするのですが、「これ、どっちだと思いますか?」という質問に対して、「昔の横澤ならこの選択肢を選んだろうけど、今だったらこういう考えなんじゃない?」と、私の気持ちや、質問の前段にあるものを理解してくれたうえでアドバイスをくれる。それは同じ職業の先輩ならではだと感じたし、悩みによって相談する相手を変えることも大事だと思いました。

相手の辛い気持ちを理解して、受け入れられる人になるには、波瀾万丈な人のドキュメンタリー番組を見たり、瀬戸内寂聴さんなどの本を読んで、さまざまな人生を知ることが大事なのではないでしょうか。そうして人の生き方を知って感化されることで、考え方がワンパターンではなく、豊かになると思うんです。一緒にネガティブになるでもなく、ポジティブすぎることもない、バランス感覚のいい女性を目指しましょう!

よこさわ・なつこ 芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。

※『anan』2019年4月3日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾

(by anan編集部)

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