「ヒントは体幹のキモでもある骨盤にあります。そもそも骨盤は呼吸と連動していて、息を吸うと開く、吐くと閉じる、という動きを繰り返します。骨盤が深い呼吸で動かされることで柔軟になると、自然と歪みが解消し、全身の状態が整うのです」(日本骨盤ヘルスケア協会・佐藤志津香さん)
そこで、より効率的に骨盤を動かすために考案されたのが、“骨盤呼吸”という呼吸法。
「深い呼吸を意識することで、副交感神経が優位になり、心身がリラックスできます。血行もよくなり、細部にまで栄養が運ばれ、代謝もよく。ちょっと意識を変えるだけで、体を変えられるのも魅力。ぜひ取り入れてみてください」
正しい呼吸はできているか、呼吸の健康度をさっそくチェックしてみましょう。生活習慣や環境、体の状態など、正しい呼吸を妨げるNGリスト、あなたはいくつ当てはまる!? 1つでも当てはまる項目があったら見直す必要あり!
【基本のチェック】
□鼻の穴を片方ずつ押さえて呼吸をすると、鼻水っぽい音がする。
□仕事中などに、気づくと大きなため息をついていたり、呼吸が止まっている。
□口を閉じた時、舌が上あごについていない。
□根菜や、するめ…硬い食べ物は苦手だ。
□入浴はシャワーのみですませがち。
□口が開かないように、テープを貼って眠ることをイメージすると怖い。
【環境のチェック】
□パソコンの画面が視線の高さより下にある。
□いつも同じ側の人と話すなど、左右片側を向きがち。
□オフィスの椅子には浅く腰掛けていることが多い。
□オフィスの椅子は、坐骨を意識できない柔らかさ。
【骨盤のチェック】
仰向けに寝て、両脚を伸ばし、かかととつま先の位置を確認!
□足の開き方が均等でない。
左右の足の開き方を確認。写真のように、右のつま先がより開いているなら、右の骨盤が開き気味。
□かかとの位置が合わない。
かかとの位置が合わないのは、左右の脚の長さに差がある証拠。原因は骨盤の歪みにある。
いかがだったでしょうか?
「呼吸で骨盤が動くといっても、ただ息を吸って吐けばいいわけではありません」と佐藤さん。
骨盤呼吸をマスターするため、普段から正しい呼吸を心がけたい。
「正しい呼吸とは、第一に鼻呼吸ができていること。口呼吸では体内に雑菌が入りやすく、免疫力低下の原因にもなります。第二のポイントは、深い呼吸。いつもストレスを抱えがちな人は、呼吸が浅くなっている可能性があるので要注意です。さらに、姿勢の悪さも正しい呼吸の妨げに。パソコンやスマホを長時間使ったり、体の使い方のバランスが悪い人は、骨盤が歪んでいる可能性が高いので、骨盤呼吸で正しい位置に戻してあげましょう」
佐藤志津香さん 「日本骨盤ヘルスケア協会」代表理事。骨盤ケアの独自メソッド、ピルビスエクサ(R)を提唱。著書に『深い呼吸で骨盤矯正 やせて、毎日が笑顔になる ピルビスエクサ』(幻冬舎)がある。
ブラトップ¥4,500(ナイキ) タイツ¥7,900(ナージー) 共にジュンカスタマーセンター TEL:0120・298・133
※『anan』2018年10月24日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・高松由佳 モデル・原田ゆか イラスト・アベミズキ 取材、文・瀬尾麻美
(by anan編集部)
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