彼は苦しいことも笑いに変えてくれる
――お互いの好きなところを教えてください!
しみけん:はあちゅうは言葉のセンスがいいんですよ。僕、(発言をメモした)“はあちゅう帳”をつけていて…(スマホを触る)。
はあちゅう:ちょ! いいよ、言わなくて。恥ずかしいから!(笑)
しみけん:ちょっとしたことなんですけど、レストランで食べ終わったお皿が下げられて、コーヒーを飲んでいるときに「終わりゆくランチタイム、っていう感じだね」とか。もの寂しさをそう表現するなんて、いいなあ、って。
はあちゅう:もっといいのあるはず!(笑)
しみけん:あとね、僕が困ったときにいつも背中を押すひと言をかけてくれるんです。たとえば、僕がテレビに出る前にすごく緊張してたことがあるんですけど、「けんちゃんは出るだけで意味があるんだから」と言ってもらって、すごく肩の荷が下りましたね。
はあちゅう:けんちゃんはいつも幸せそうだよね。私はネット上とかで強がっていても、どよーんと落ち込んでしまうことが多くて。けんちゃんはいつも小さなことでもおもしろがって笑っていて、この人といたらずっと幸せだな、って思うんです。以前、私が彼に対してすごく怒って無視していたことがあったんですけど、そのとき彼がいきなり服を脱いで全裸で土下座し始めて。つい噴き出してしまって、この人だったら苦しいことも笑いに変えてくれるだろうな、と思いました。
祝われるってこんなにうれしいんだ、と思いました
――事実婚を公表してみてどうでしたか?
はあちゅう:公表した途端、私にはこんなにたくさん知り合いがいたのか! というくらい、自分の人生の全関係者から「おめでとうございます!」と連絡がきて、すごくびっくりして。温かくて、うれしかったですね。本当に公表して良かったと思いました。
しみけん:そうだねえ…。
はあちゅう:もっとすごい拒否感を持たれると思っていたので。ファンの人たちに「え、旦那、AV男優?」と言われたり、12月に私がMeToo発言をしていたことも絡めていろいろ言われる可能性もあると思っていて。本当に、もう、道を歩いていたら石を投げられるくらいの覚悟を決めて…。
しみけん:ネガティブ!(笑)
はあちゅう:公表する前とか、不眠症みたいになっていたんです。
しみけん:不眠症なってた、なってた!
はあちゅう:こわかったよ。本当にこわかった…。
しみけん:僕も発表して本当に良かったと思っていて。率直に、祝われるってこんなにうれしいんだ、って。中学のときにAVを貸してあげた同級生とかからも20年以上ぶりに「おめでとう!」ってメールもらったからね(笑)。
はあちゅう:ファンの方が「好きな人同士がくっついてすごくうれしいです」って言ってくれたのもうれしかったな。
しみけん:祝われるとやっぱり、実感がわくよね。
はあちゅう ブロガー、作家。著書は『半径5メートルの野望』(講談社文庫)など多数。4月からスタートした「はあちゅうサロン」が好評。ツイッター、インスタグラムは@ha_chu
しみけん AV男優。著書は『光り輝くクズでありたい』『うんこ座りでオトコの悩みの大半は解決する!』(共に扶桑社)など多数。
※『anan』2018年9月5日号より。写真・土佐麻理子 取材、文・古屋美枝
(by anan編集部)
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