“万能選手”な調味料 めんつゆ活用の簡単レシピ2選

ライフスタイル
2018.06.17
夏の定番といえばそうめん。そうめんにはめんつゆ。夏の冷蔵庫の常備品は、そうめんにしか使えない? いえいえ、実は万能選手! 少しのアレンジで味に変化をもたせながら様々なレシピに活用できます! 料理研究家の瀬尾幸子さんにめんつゆレシピを聞きました。

料理のレパートリーが広がると、ついつい増えていってしまう調味料。使い切る前に賞味期限が…、という経験も少なくないはず。そんな読者に今回、瀬尾幸子さんが提案してくれたのは“めんつゆ”の活用法。夏の定番、そうめんに欠かせないめんつゆをベースに、味や風味を足すことであらゆる料理に活用できる“たれ”が作れる。

「めんつゆの主な原料は、醤油とかつおやさば、昆布などのだし。そこに多少の甘味や旨味成分が加わり、すでに調味料として出来上がっている。そこにレモン汁の酸味を足せばぽん酢に。ほら、買わなくても作れる!」と、瀬尾さん。

ベースとなるめんつゆのポイントは、なるべく添加物が入っていないものを選ぶこと。その分素材の旨味を引き出しやすくなり、味を加えていってもくどくならない。

きのこきんぴら

しんなり透明感が出るまでじっくり炒めて。シコシコツルツル食感がクセになる。

めんつゆ-1024×805

<材料/2人分>
エリンギ…2本(120g)
しいたけ…3個(60g)
ベーコン…2枚
にんにく…1かけ
オリーブオイル…大さじ1
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ1
七味唐辛子…適宜

<作り方>
1.エリンギは半分の長さに切ってから、薄切りに。太いときは幅も半分に切る。しいたけは石突きを取り薄切りにする。ベーコンは短冊に切る。
2.フライパンにオリーブオイルと薄切りにしたにんにくを入れて弱火で炒める。
3.香りが出たらベーコン、きのこを入れて十分柔らかくなるまで炒める。
4.強火にし、めんつゆを入れて水気がなくなるまで炒める。
5.器に盛り、好みで七味唐辛子を振る。

【variation】きのこの種類を変えると食感にも変化が。ベーコンの代わりに豚肉の細切れを使っても。

長芋おじや

冷えは大敵、夏こそお腹を温めよう。とろとろ食感の優しいおじや。

めんつゆ2-1024×812

<材料/2人分>
ご飯…1杯(150g)
水…300ml
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ2
長芋…8cm(100g)
卵…1個
万能ねぎ(小口切り)…適量

<作り方>
1.鍋に水、めんつゆ、ご飯を入れ、好みの柔らかさに煮る。
2.長芋をすりおろし、のせる。
3.全卵または卵黄を中央にのせる。
4.卵が好みの煮え具合になったら出来上がり。仕上げに万能ねぎをちらす。

【variation】長芋の代わりに旨味成分を豊富に含んだトマトを使っても。わかめを加えれば栄養たっぷりに。

せお・ゆきこ 料理研究家。誰もが作れて簡単、かつおいしいをモットーに、一人でも多くの人に台所に立ってほしいと願っている。

※『anan』2018年6月20日号より。写真・津留崎徹花 スタイリスト・野崎未菜美 文・つるや ももこ 撮影協力・UTUWA

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