物を持っていることで、実はいろいろ失っている?!
「実は“物を持つ”という行為は、意外と人にストレスを与えているんです。失うことも多く、整理する時間が費やされ、収納するためには場所も必要。また物は多くの情報を含んでいるので、それに囲まれていると疲れてしまい、心の余裕がなくなります」
と話すのは、暮らし方アドバイザー・野沢恭恵さん。物は、手に入れたときが喜びのピークだと野沢さんは言います。
「その喜びはずっと継続するものではないですし、新しいものが欲しくなるのが人の性。役目が終わったものを捨てるのは、決して悪いことではありません。大事なのは、不必要になった理由を分析し、納得をしてから捨てること。そこには必ず何か学びとることがあるはずです。それを次の買い物や物選びに生かせれば、次には無駄なものを買わないで済みます」
後ろ髪を引かれても、捨ててしまえばあっという間に忘れるもの。
「持ち物が多少減っても、日々の暮らしに影響はありません。むしろ快適に、心地よくなりますよ」
捨てるステップ1・2・3
最初から何もかも、手当たり次第に全てを捨てる必要はありません。捨てるべきものを見極めるための3ステップをご紹介。とはいえ、悩んだときにはなるべく“捨てる”を選択しましょう!
【1】まずは“使えないもの”を捨てる。
壊れていたり、破れていたり。もはやそのものの機能が失われている物たち。これらは残念ながら、問答無用にさようなら、です。
「そんなものとっくに捨ててるよ…と思うでしょうが、所有物が多い人は管理が行き届いていないので、意外とたくさんあるはず。メッキがちょっと剥がれていたり、修理しないと使えないものなども、ここに入ります。この段階で、かなり物は減ると思います」
【2】今“使っているもの”、“使っていないもの”に分ける。
次に、現時点で使っているか、使っていないかで仕分けをする。
「このときは、“使いたい”とか“きっと使う”といった感情は一切入れず、“使っているかどうか”の事実だけで判断してください。そうすると、“今使っていないものの山”ができます。持っているけれど今の暮らしには必要ないものが、その山です。いかに自分は無駄なものを持っているかを知り、その現実と向き合うことで、物選びが上手に」
【3】“使っていないもの”を、本当に使うか、吟味する。
使っていないものを全て捨てられるわけではありません。
「悩む場合、とりあえず一軍・二軍・三軍に分けてみる。一・二軍はとっておくもの、三軍が手放す候補。じっくり向かい合い、本当に必要かどうかを考えましょう。例えば“同じ種類のアイテムはいくつまでしか持たない”など、数を決めてしまうのもいいかもしれません。これを繰り返していくと、自然に持ち物たちは淘汰されていきます」
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