「太った」「デブ」と批判がSNSに殺到 あのドラマはやっぱりアツイ!

エンタメ
2017.06.14
ある日、目覚めてみると、“生ける屍”たちに世界が占領されていた…。そんな終末的な設定で展開するドラマが今、世界中でファンを拡大している。ファンの熱狂が次々と伝染する『ウォーキング・デッド』を解剖します!
ウォーキング・デッド

’10年にアメリカで放送がスタートするや、世界的ヒットとなったドラマ『ウォーキング・デッド』(TWD)。日本でも、安倍総理大臣をはじめ、有名人にも熱烈なファンを公言する人が多数。衝撃的な展開があるとツイッターは騒然。まさに社会現象といえる人気だ。

本作はゾンビ・サバイバルもの。ただし敵は“ウォーカー”(=ゾンビ)だけではなく、“荒んだ世界に出現した邪悪な人間”という点が新しい。弱者を利用する輩や、暴力で他者を支配する危険人物と主人公たちは相対する。秩序が消滅した世界で、いちばん怖いのは人間性の崩壊だと知らしめるとともに、新たなヒエラルキーの誕生がリアリティを持つ…。

人間の本質を突いた過酷な物語だが、登場人物の複雑な思いをすくい取った展開が視聴者のハートをがっちりゲット。シーズンごとに米国のケーブルTV界の視聴率記録を塗り替え、ストリーミング放送でリピート観賞する人も増加。さらには「1秒たりとも遅れたくない」熱烈ファンの要望に応え、世界125か国で米国の本放送と同時放映されるという海外ドラマ史上初の試みも成功。未体験の人は、シーズン8放送前にチェックして。

人気すぎて話題も尽きない!? TWDお騒がせトピックス。

熱狂的ファンが多いからこそ、何かと話題豊富な本作。出演者の噂から関連アトラクションまでピックアップ。

スキンシップ過剰で恋の噂が浮上! 出演者同士が交際?

ウォーキング・デッド

ドラマの共演者が恋に落ちる可能性は高い! というわけでファンが「もしや?」と怪しんだのがダリル役のノーマン・リーダスとベス役のエミリー・キニーの交際。コミコン(コミックコンベンション)やイベントで仲睦まじく手をつなぎ、頰を寄せ合っている姿が目撃されていたのだ。ゴシップ誌『US』も、二人をよく知る人の独占情報として、「ベスが死んでドラマから消えた後も二人は毎日メールし、関係を深めた」と書きたてた。が、交際説はノーマン側が否定。実はこの時期、彼の心は新作撮影で知り合ったダイアン・クルーガーにむかっていたようだ。

出演者のSNSもなにかとヒートアップ!

ウォーキング・デッド

出演者たちにとってSNSはファンと交流する重要なツール。でもときにはヒートアップして困った事態に陥ることも。タラを演じるアラナ・マスターソンには「太った」「デブ」といった批判がSNSに殺到。実は撮影の合間に長女を出産したためで、アラナ自身がインスタに娘の写真をアップするとともに、ボディシェイミング(体型の悪口を言うこと)するファンに反論。またユージーン役のジョシュ・マクダーミットは、物語の展開に白熱したファンからSNSに否定的なコメントを書き込まれ、果ては脅迫まで!? SNSのアカウントを閉鎖する羽目に。

人気に便乗!? ゾンビ系アミューズメントが次々にオープン。

昨年7月、番組の人気を受けて、本作をテーマにした迷路型アトラクションがアメリカのユニバーサル・スタジオに誕生。ドラマに登場した病院や刑務所を模した施設を、プロデューサー兼監督のグレゴリー・ニコテロと特撮スタッフがデザイン。入場したゲストはウォーカーから逃げ回らなくてはならないハードな内容。またこの5月にはスコットランドのエディンバラに、番組にインスパイアされたポップアップ・バー『サバイブ』が期間限定オープン。ウォーカーのメイクを施したバーテンダーから渡されるのは血ではなく、美味なカクテル(のはず)。

※『anan』2017年6月21日号より。文・山縣みどり

(by anan編集部)

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