SNSの普及と女性の自立で家ナカ&細マッチョがアツイ!
今どきのモテの定義や恋愛事情を探るうえで、まず重要なキーワードとなるのがSNS。
「ここ5年くらいでTwitterやLINE、インスタグラムが一気に広がり、誰とでも簡単につながれる時代になりました。それに伴って、空気を読む力やコミュニケーション能力の高さというのは、若者の間で必須のスキルになりつつある。つまり、誰とでもうまく付き合える人は男女問わず評価され、これがモテの大前提になっているのです」(博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー・原田曜平さん)
モテの定義が変わってきた背景には、女性が男性と肩を並べて働くようになったことや、経済状況の悪化が考えられる。そこで新たにモテる男の条件として浮上したのが「癒し」。話を聞いてくれる、料理ができる、一緒にいてリラックスできる。この3つを備えた“家ナカ系”男子が注目株に。
「仕事で頑張っている分、彼の前ではホッとしたい、疲れを癒してほしいという女性が急増しているんです。『ドキドキする恋愛は疲れるけど、キュンキュンはしていたい!』という声の高まりも、癒されたい気持ちの表れ。また、家ナカ系男子が好まれるのは、背伸びして素敵なお店に行くより、家飲みでほっこりできる“低燃費”な付き合いを求めている側面もある。さらにこのタイプは女子力が高く、将来的に家事や育児をシェアできそうという女性たちの期待も背負っているのです」(マーケティングライター・牛窪 恵さん)
さらに、女性が自立したことで、ほどよい距離感を保てる男性を選ぶ傾向も。これまでモテる男の鉄板条件だった「マメさ」は、それほど重視されなくなったよう。
「今の若い男性はマイペースで全然マメじゃないですし、女性もそれを求めていない。お互い仕事やSNSでの付き合いに忙しいので、依存しない友達感覚の恋愛が主流になったことが、その要因のひとつです」(原田さん)
そして今や、肉食系男子はグッと減少。それは女性たちも理解していて、グイグイ引っ張ってくれる男性を求める人は、以前より確実に減っている。とはいえ、男らしさを求める本音も、ちらり。
「見た目はソフトでやさしくて、いざという時はしっかり守ってくれる、細マッチョ系男子が理想とされます。家ナカ系と細マッチョ系のミックスタイプが究極のモテ男かもしれません」(牛窪さん)
「女子力や友達感覚はモテ要素のひとつですが、男らしさゼロではやっぱりダメ。ただし常に男らしくあるのではなく、女性が困っている時や辛い時に、要所要所で男性性を出せる人が求められている。こういう空気を読む力がモテにつながるというのが、現代らしいと思います」(原田さん)
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