プロの“舌先レロレロ”は最高に気持ちいい…31歳人妻が溺れた「女性風俗の実態」

凪子（31歳）、女性向け風俗通いがやめられないのは、性欲レス夫のせいかも

【レスなひとびと】vol. 201

「このまま一生、男の人に触れられないなんて、むなしすぎる！」

凪子が女性向け風俗に通いはじめたのは、1年前。夫の正行とは結婚して２年が経ち完全セックスレス。
正行は元々性欲がないタイプ。レスになる前から、いつもエッチは凪子から誘っていた。ある時から正行が断ることが増えてきた。「仕事で疲れてるから」っていう決まりセリフ。

確かに正行は毎日仕事が忙しそうだ。でも、何度も断られたら凪子だって傷つく。セクシャルデザイアー（セクデザ）を満たせないイライラで正行に当たってしまう日々。

ある時、SNSで女性向け風俗を見つけて、勢いで予約してしまった。「正行が冷たく断ってくるんだもん。本番行為はないし、エステやセラピーのようなものだから、いいよね」って、自分に言い訳して。

「凪子さん、どこが好き？　ここ？　…それとも、こっち？」

「んんッ」

「ね、ちゃんと教えて。気持ちいいところ。全部なめてあげるから」

ペロペロねっとり。

セラピストの指と舌先の動きは“嘘でしょ”と思うくらい気持ちいい。思わず声が出てしまって、恥ずかしすぎる。

「僕の目、見て。きれいな凪子さんの顔、よく見せて」
（こんな言葉ベッドでかけられたことないし、こんな快感、初めて）

凪子は、学生時代から交際していた正行とそのまま結婚したこともあり、エッチした男性は正行だけ。

だから、知らなかった。こんな淫靡で気持ちいい世界があるなんて。

セラピストに癒されて、家でのイライラが減る。正行にもやさしくできるようになった。いつもより丁寧に食事を作って、笑顔で「おかえり」なんて言ったりして。
そうしているうちに。

なんと、セックスレスが解消してしまった。
きっと、途絶えていたオンナオーラがにじみ出てきたのだ。同時にはっきりわかった。正行はエッチがムッチャ下手。ぎこちないし、こっちの性感帯わかってないし。
もともと性欲があまりないせいか、性に対して探究心がないみたい。作業みたいなエッチで、セラピストみたいな絶妙タッチやペロペロは、まったく、ない。ってことで、レスが解消しても、凪子は風俗通いがやめられなかった。

「エステみたいなものだし、自分で稼いだお金なんだからいいよね」と思いつつ。

【三松さんからのコメント】

凪子さんは現在、女風に通いつつも、夫ともエッチはしているということですね。
女風については、わたくしも相当研究し、フィールドワークを重ねておりまして。書籍にもまとめました！
女風はメリットもあればデメリットも多分に含んでいるので、それを理解する聡明な女性でないと、夫婦仲を崩したり、自分のハートが壊れたりするので要注意。

マナーや衛生に関する研修をばっちりしている会社もあれば、ノーマークで　“トンデモセラピスト”（わたしはトンピと名付けました）がやってくる危険もある。
性感染症にかかり、夫にうつしてしまったらどうする？　本番行為をしていなくても感染する可能性は大いにあるんですよ。本番行為についても、トンピさんは「内緒内緒。無料にしとく」でいたしてしまう場合もある。そして凪子さんが、セラピストを好きになるかもしれない。そうなると泥沼です。

発覚後のマイナスの展開を予測してください。

予測＆割り切りできる女性にとっては女性用風俗は最高のエンタメ世界であります。私にも多数の推しピがいます。彼らは最高の教育を受けています。
実際、凪子さんもセックスレスが改善してるでしょ。つまり、女性の不満やトゲトゲをなめらかにしてくれるのが洗練されたセラピスト。

凪子さん、夫の愛を感じますか。セックス以外のふだんのスキンシップやコミュニケーションは足りていますか。
愛情を感じるのであれば、夫に、凪さんを喜ばせたい気持ちはあるはず。「エッチの時、もっとこうしてくれたら嬉しいな」と話してみるのはいかがでしょう。もちろん「セラピストと比較して」ではなく。

夫も、若い頃の経験が少なく、探究心が消えてないなら、まだセックスの深淵を知らない可能性があります。「二人でもっといろんなこと試そう」と提案してもいい時期でしょう。
性の世界を広げることにチャレンジする価値、大アリです。

「性欲レス夫がもどかしくて女風を使ってみたいあなた。プラスに昇るかマイナスに転がり落ちるかは　あなた次第。予測できる賢いオンナしか、セラピストを呼んではいけません」

『妻で母ですが、女性風俗にハマりました　咲子の場合 』
https://piccoma.com/web/product/81132?etype=episode
　　　　　

『女性用風俗超入門』
Amazon　Kindle版

三松　真由美　
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター４万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』（kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。

『相互アリバイ妻　ママ友同士で浮気のアリバイ作ってます』（KADOKAWA)
原作：三松真由美　漫画：カナメキヌコ
https://www.kadokawa.co.jp/product/322206000767/

©BDLM/Gettyimages