イッてイッて5回戦!…「エッチが最高に合う」極みカップルへの昇格方法

文・三松真由美 — 2021.4.8
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、ある性癖を持ちながらも彼氏に言えず、セフレで発散していた性欲旺盛の27歳女性。ひょんなことから彼氏に性癖がバレて…。三松先生がエッチも趣味も会話も合う最高のカップルへの昇格法をお伝えします!

由香(27歳)今まで彼に内緒にしていた性癖がバレてピンチ! と思いきや…

セックス 性癖 エッチ 相性

【レスなひとびと】vol. 113


23時半、有楽町駅。

「楽しかった! またね」 彼氏の優志に手を振る。

雰囲気ばっちりのスペインバルデート。でも、ディナーだけでエッチなし。食欲より睡眠欲より性欲旺盛の由香。エッチなしのデートなんて、本当は全然ばっちりじゃない。

でもでも優志に好かれる上品な彼女でいたい気持ちがあふれている。エッチ満開女なんて、優志の好みではないに決まってる。

「帰って仕事しなくちゃ」と言う優志にわがままは言わない。もともと、優志の今っぽい中性的な雰囲気に惹かれたんだから。性欲なんて、表に出すもんか。

ところが。やっぱり我慢できず、終電でセフレの家へ。9歳年上ギグワーカー。時間の融通がきくので、セフレとしては最適。「今から行く」とLINE。

「急にどうした? いじめられたくなった?」

そんなやりとりもまた楽しい。

20分後、チャイムを鳴らす。ドアが開いた瞬間、グイっと腕を掴まれる。

それだけでジュン。股間がカッと熱を帯びる。玄関でスカートの裾から手を入れられ、下着だけずりおろされる。片方靴を履いたまま…大きく脚を広げる。玄関に置いてあるスタンドミラーには、由香の気持ち良さそうな顔。

「ほら、ここ来るまでにアソコの準備は万端だっただろ。由香の顔がそう言ってるよ」

手で顔を正面に向けさせられる。色白で華奢なボディ。先端がピンクのおっぱいがプルルと揺れている。

やあん、すごくエッチな感じ。見てられない。でも、見ちゃう。わたし、とっても、はしたない…。

「こんなにおとなしそうな子なのにねえ、エッチ過ぎて困っちゃうね」

セフレが意味深な笑みを浮かべる。由香は、Mっ子。

手足をぎゅっと縛られるのも、ボールギャグも大好き。でも優志には言えない。引かれたくないから。そういう欲求はセフレで済ませる。

いじめられるのが一番燃える。セフレがつかまらない日には、ひとりでする。タブレットでお気に入りのレディースコミックを開き、バイブのスイッチオン。

お気に入りのおかずは、超うぶなお嬢さまが、スーツの似合う変態紳士につかまって、だんだんエッチにさせられていく話。嫌がっているけど、徐々に気持ちよくなっちゃう系。眠っているあいだに…とかバルコニーで夜景を見ていたら急に…とか。

ああ、本命の優志とこんなことができれば最高なのに。

3日後、優志が会社帰りに由香の自宅に寄ることに。優志がソファにすわっているあいだ紅茶を入れる。『TWG Tea』の上質な茶葉。

部屋に戻ったら…カップを落としかけた。優志があのエッチコミックを読んでいる! 顔がカーッと熱くなってパニックになる由香。優志はそんな由香の手からカップをとってテーブルに置き、由香をソファに寝かせる。

「ねえ、こういうのが好きだった? 早く言ってよ」

普段と全然違う目。ぞくぞくする。

なんと立て続けに5回もエッチした。合間に紅茶を飲んで水分補給。1回戦目は、由香の腰を持って思いっきりパンパンと音をたてて抜き差し。ああ、今までとは全然違う激しさ。

逃れられない気持ちよさに思わず「ああ、ダメ。もうやめて、変になっちゃう」。

今まではマジでやめられそうで言えなかった言葉、「やめて」も言えてしまう。

「やめて」連発の自分にまた興奮。

「やめてほしくないくせに。もっと変態になれよ」とノリノリの優志。

5回戦目には、裸のまま優志のジャケットを羽織らされて、ベランダへ。

「僕、こういうの大好きなんだよ」

ジャケットを着たまま立位でズドン。ああ、めちゃくちゃはずかしい。

でもエッチ好きなことがバレちゃって結果的によかった。もう由香には優志しかいない。その後セフレは全部切った。優志こそ、性格も性癖もばっちり合う最高のパートナーだ。


【三松さんからのコメント】

いますいます。エッチについての本音を言えないカップル。

お互い言えないから、手探りでエッチすることになり、おもしろくもなんともないくせに「よかったわん」なんておべんちゃら。そのまま結婚すると、よくて風俗悪くて不倫。

相手に本音をすべて伝えるのがベストとは限りませんが、本音はうまく伝えれば伝えるほど、ふたりの仲を深めるもの。

セフレがいる皆さんは、リスクを考えたほうがいい時期です。性感染症はもちろん危ない。ゆがんだ性格のセフレだと後々別れ話がもつれるし。コロナ禍で不特定多数のセフレと会うこと自体が国をあげての大きなリスクにもなります。そういうことを考えると、本命彼氏が由香さんの欲求を満たしてくれたから万事オッケー。しかも、優志さん、隠していただけで、Sっ気があってエッチ好き。ふたりのマッチ度最高レベルではありませぬか!!

どんどん本音を言って、ふたりにしかたどり着けない境地にイっちゃいましょう。

エッチをする間柄だけの親密さってあるし、ふたりだけの秘密はあればあるほど燃えるもの。これからのふたりが楽しみですね。もし、彼に直接伝えるのはちょっとはずかしいという場合には、今回の由香さんみたいに「うっかりバレちゃった風」を演じるのも手です。

本心をさらけ出したゴージャスなセックスライフを目指しましょう。くれぐれも公共の場ではルールを守ってくださいよ。

「本音レスカップルのちぐはぐセックスほどつまらんものはない。見せ合おう。受け入れよう。歩み寄ろう。趣味も会話もエッチも合う”極みカップル”に昇格します」

三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。

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三松真由美 note 恋と結婚とエッチのテーマ更新中
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「君とはもうできない」と言われまして


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