ピンクのお鼻がかわいいでしょ! 自由気ままに生きる猫さまの日常

取材、文・Manabu Matsunaga — 2022.6.25
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第42回目はハナ(Hana)さま。

パリとノルマンディーを行ったり来たりの猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.42

猫さまの話をもっと聞かせて! 

2歳の女性猫ハナさまは、抱っこが嫌いな猫さま。


猫 フランス 保護猫

私は、平日はパリ、週末およびバカンス中はノルマンディーの農場にいます。パリでは、朝ご飯を食べてから、鳥を見たり、虫を捕ったり、車や人を観察したりと、屋根の上をパトロールします。飼い主が仕事に行っている隙には、観葉植物を掘り返したりもします。
飼い主が帰宅後、一緒にご飯を食べて、夜の屋根パトロール。その後一緒に寝ます。


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ノルマンディーにいる時は、ほぼ一日中外にいます。もともと家猫なのに、ネズミ捕りがとても上手なんですよ。BIO農家なので、野ネズミやウサギがたくさんいます。いったん戻って急いでご飯を食べて、また外に出ます。パートナーである犬(ビズラのショーン)と一緒に狩りをするのが大好きです。


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食事は、カリカリやパテが主食ですが、特別な日はツナ缶や、味付けしていない白味魚をいただきます。おやつは、チュールや鰹節! それが出てきた時には、ニャッと答えて駆け寄っていきます。


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飼い主は、私のシュッとしたピンク色の鼻が気に入っていると言います。飼い主との思い出はロックダウン中、毎日何時間か屋根の上で一緒に過ごしたことです。一緒に昼寝したり、ひなたぼっこをしながらおやつを食べたり、飼い主が読書中はずっと足元で遊んでいました。
ただ、ベタベタされることと抱っこは苦手なんです。


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――飼い主は、子猫を保護している女性にお願いして、何か月か待った後、やっと「3匹いるから選んでね」というメッセージが来たので、すぐに飛んでいったそうです。玄関に入った瞬間、目の前にハナがいて、一目惚れ。他の子は見せてもらわないまま、彼女に決めたとのことです。ひとつ想定外だったのは、獣医さんで生後3か月のはずが2か月と診断されたこと。母猫から学んでいないことがまだたくさんあったので、最初の1か月は母猫になったつもりで接したそうです。

昨年、田舎でFIVウイルスにかかってしまいました。おそらく野良猫との喧嘩が原因です。チャームポイントの鼻が大きく腫れた上に、獣医さんから癌かもしれない、とも言われました。幸い癌ではなく、鼻も元に戻ったのですが、その時に思ったのは、いつお別れの時が来るかはわからないけれど、自由を奪って辛い治療を続けるよりは、ハナには最後まで人生(猫生?)を謳歌してほしいということ。

今日もパリかノルマンディで楽しい生活を満喫していることでしょう。

取材、文・Manabu Matsunaga