
「隠れた現代病」とも呼ばれ、なかなか自覚しにくい睡眠時無呼吸症候群。そこで、予兆となる様々な症状と、自分でできる予防アクションを指南。
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アドバイザー
Profile
中村真樹
日本睡眠学会総合専門医、日本精神神経学会精神科専門医。「青山・表参道睡眠ストレスクリニック」院長として診断、治療に従事。著書に『仕事が冴える「眠活法」:疲れを「リセット」する脳を「活性化」する』(三笠書房)がある。
若くても肥満体型や、顎が小さい人は要注意!
「睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気のこと。医学的な定義では、眠っている時に10秒以上呼吸が止まる無呼吸と10秒以上呼吸が弱まって血液中の酸素が減ってしまう低呼吸が、平均して1時間に5回以上見られる場合にこの疾患と診断されます」と、青山・表参道睡眠ストレスクリニックの中村真樹さん。無呼吸・低呼吸による息苦しさで眠りが浅くなったり分断されるため万年寝不足状態に。
「血液中の酸素量の低下や睡眠不足は脳や体に負担をかけ、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満などを招きます。放っておくと、狭心症や脳梗塞などの病気を引き起こします」。よく中高年に多い病気といわれるが、侮るなかれ。「睡眠中に呼吸ができなくなるのは、空気の通り道である気道が塞がってしまうのが原因。だから若くても肥満体型や、顎が小さい人は注意が必要です」
CHECK LIST
✅️ 寝ても寝ても疲れが取れない
✅️ 家族に「いびきがうるさい」と言われる
✅️ 睡眠中に窒息感がある
✅️ 夜中に何度もトイレに目が覚める
✅️ 朝起きた時に頭が重かったり、ズキズキする
✅️ 寝汗をよくかく
✅️ 朝起きた時に口が渇いている
✅️ 集中力が続かず、イライラしやすくなった
※ 1~2つ目の設問のいずれかまたは両方に加え、3つ目以降の設問のうち1個でも当てはまる場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性が!?
自分でできる5アクション
アクション1|適正体重を維持する
体重が増えると、自ずと舌に脂肪が蓄積し、気道が狭くなってしまう。だからBMI(体重〈kg〉を身長〈m〉の2乗で割った数値)を、標準値である22程度、25未満に維持すること。
アクション2|横向き寝を習慣化する
仰向けで寝ると、重力で舌が喉に落ち込みやすくなるため横向きで寝ることが推奨されている。気道の閉塞を予防するために、抱き枕などを使って横向きで寝るのもおすすめ。
アクション3|適切な枕を選ぶ
仰向けで寝た時に、うつむき加減になると気道が狭まる。キレイな姿勢で立っているのと同じ首のカーブを維持できるような枕や、肩から頭を持ち上げるような枕がベスト。
アクション4|飲酒は控えめに
アルコールは筋肉を弛緩させる作用があり、喉の筋肉が緩んで気道が塞がりやすくなる。さらに、狭くなった気道を、空気が通る際に粘膜が振動して、いびきが大きくなる。
アクション5|タバコは吸わない
喫煙は、鼻、喉といった「上気道」の粘膜を刺激し、慢性的な炎症やむくみを引き起こし、気道を狭めてしまいがち。喫煙者は非喫煙者に比べて、睡眠時無呼吸症候群のリスク増。
anan 2499号(2026年6月10日発売)より




























