【お悩み症状：魚の目＆タコ】若い女性にも多い、魚の目とタコ。放置するとニオイの原因にも…。

魚の目
タコと同様に、一定箇所の皮膚に繰り返し圧や刺激が加わることで「角質核」という芯を形成。激しい痛みが生じる場合もある。

タコ
足裏に圧や摩擦、刺激が継続して加えられ、角質が硬く厚くなった状態。黄色っぽく広範囲で、厚みや硬さによっては痛みがでる。

【原因】靴による圧迫や摩擦で角質が肥厚化。

魚の目とタコは、圧迫や摩擦によって皮膚の角質が肥厚化した状態。「足には『土踏まず』などのアーチがありますが、これが歪んでしまうことで、足裏の接地面の摩擦や負担が大きくなるのです。小指や指の間にできるタコや魚の目は、窮屈な靴による圧迫が原因です。隣の指の爪が常に食い込んで魚の目ができてしまうことも。溜まった角質は菌が繁 殖しやすく、匂いのもとにもなります」

【お悩み症状：外反母趾（がいはんぼし）＆内反小趾（ないはんしょうし）】ヒールの高い靴を履く人に多い足の変形。手術が必要なケースも。

外反母趾
母趾（足の親指）の付け根の関節が、20度以上の角度でくの字に曲がった変形のこと。突き出した部分が靴との摩擦で痛みを伴う。

内反小趾
小趾（足の小指）の関節部分が内側に曲がった変形のこと。曲がった関節部に靴擦れができやすく、摩擦や圧迫で痛みを伴う。

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【原因】足の横アーチの低下と窮屈な靴で生じる。

合わない靴やヒールの高いパンプスを履くことで、親指や小指が内側に押し込まれ、関節に変形が生じる。外反母趾と内反小趾を同時に発症するケースも。「足の横アーチがなくなると前足部が下垂して横幅が広がり、靴にあたりやすくなります。テーピングやインソールでアーチの歪みを矯正するほか、足指の体操も改善に効果的」

【対策】魚の目＆タコ、外反母趾＆内反小趾の対策は同じ！ 足のアーチを取り戻せばOK！

足のアーチとは？
足の裏には3つのアーチがあり、地面からの衝撃を吸収し、足やひざの関節への負担を軽減している。

（A）（B）横アーチ。足裏にある血管や神経を圧迫から守る働きがある。横アーチがなくなり、幅の広い開帳足になると外反母趾や内反小趾に。

（A）（C）土踏まずを形成する内側縦アーチ。体重の分散や着地時の衝撃吸収をする。このアーチがなくなった偏平足は、疲れやすい弊害も。

（B）（C）外側縦アーチ。足の小指を踏ん張りやすくし、歩行時の姿勢を保つ。O脚など外側荷重の人は崩れやすく、内反小趾の原因にも。

足指マッサージ
足指を1本ずつつまみ前後左右に動かすことで、関節の可動域が広がってアーチの下垂を防げるほか、血行不良を改善し、むくみ解消も。

五本指ソックス
足指が動かしやすい五本指ソックスは、自然と足裏の筋肉を鍛える効果がある。親指が内側に入るのを防いで、外反母趾予防にも。

グー・チョキ・パー運動
足指をグー・チョキ・パーに動かすことで、足裏の筋肉が鍛えられ、アーチが復活。開帳足が解消されて外反母趾や内反小趾の痛みが和らぎ、足裏にかかる圧が分散されて魚の目やタコの予防にも。

（1）足指をすべて内側に曲げてグーのように縮める。

（2）親指だけ伸ばし、ほかの指は曲げたままチョキの形にする。

（3）すべての指を広げてパーの形にする。手を使って広げてもOK。※入浴中がおすすめ！

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