英国女王賞受賞の吸引トイは日本でも大バズリ!? セルフプレジャー最新事情をチェック

ウェルネス
2023.08.20
「最新のセルフプレジャー事情が気になる!」という女芸人界の“性の伝道師”ことオダウエダのふたりと一緒に注目キーワードをチェック!

最新トレンドを徹底調査!

self1

飛躍的に進化を遂げているセルフプレジャー業界。ただ快楽を求める“道具”ではなく、ユーザー目線に立ち、すこやかなカラダと心に導くためのひとつの手段として、ニーズは高まり続けている。

テレビや舞台でも“性のぶっちゃけトーク”で人気を集めるオダウエダのふたりも「以前から関心はあったけれど、何から使い始めたらいいかわからなくて(笑)」と興味津々。国内外のセルフプレジャーグッズを扱う「fermata」のCOOで、トレンドにも精通した近藤佳奈さんに最新の情報を伺った。

「パートナーと一緒に楽しむという使い方ももちろんありますが、自分のカラダを深く知り、ポジティブな心身を保つという意味でもセルフプレジャーグッズを取り入れるのは効果的です」と近藤さん。

オダウエダのふたりのように、豊富なアイテムのなかから何を選ぶべきか、悩む人も少なくないはず。初心者でもトライしやすいおすすめは?

「男女のセックスは挿入が基本と考えられている部分が多いですが、じつは挿入だけでオーガズムに達する女性は多くはありません。そのようなプレジャーギャップを埋めるカギとして、これまで軽視されてきた外部、つまりクリトリスへの刺激があります」

セルフプレジャーグッズのなかでも人気が高い“吸引系”であれば挿入に抵抗がある人にもおすすめと近藤さん。強度やリズムを調整することができ、デザインやカラーもポップでお洒落なものが増えているそう。以前、コード式タイプを使ったことがあるというウエダさんは「途中でコンセントから抜けるわずらわしさ」も気になったそうだが…。

「最近はUSB内蔵型であったり、充電不要のものが増えています。機能性、安全性という面でもとても進化していて、バスタイムに使えるアイテムも充実しています。リラックス効果を得ながら、ゆっくり自分の世界に浸れるシャワー型やデザインコンシャスなタイプの人気も高いです」

オダさんからは、最新テクノロジーを搭載したグッズが知りたいというリクエストが。

「快楽のかたちは人によって大きく異なります。感じるポイントはもちろん、どんな状況で興奮度が高まるか。アプリと連動させることでそれを数値化するスマートバイブも話題です」。膣内の収縮運動によって感知した“情報”を可視化できるというから、その進化に驚くばかり。まず自分で試して、感度が高まるパターンをパートナーと共有すれば、より充実したセックスライフにもつながるはず。“吸引系”に“デザインコンシャス”“ハイテク”などさまざまなキーワードが登場したが、ほかにもおすすめのアイテムは?

「全身に使えるオールインワンタイプや使い捨てができるグッズも増えていくと思います。ただ、セクシュアルウェルネスを高めるためには環境づくりも大切です」

セルフプレジャー最新事情

1、“プレジャーギャップ”を埋めるカギはクリトリスにあり!?

self2

パートナー間でセックスの快楽に対するイメージが異なることを意味する“プレジャーギャップ”。

「挿入=セックスの考えはいまも深く根付いていますが、じつはクリトリスは目に見える部分が全体のごく一部で、実際には8000本以上の神経から成り立つ、もっと大きな組織。“吸引系”グッズの人気が高いのも納得できます」(近藤さん)

2、待望の“シャワー型”がついに登場!

self3

いままでありそうでなかったシャワーの水圧を利用したセルフプレジャーグッズ。「コロナ禍で同居しているパートナーや家族と過ごす時間が増え、環境的にセルフプレジャーグッズを使いづらいという声も。プライベートが保たれるバスタイムに、リラックスしながら使用できるグッズのニーズはこれからも伸びる予感です」(近藤さん)

Womanizer Wave(クローム)
ドイツのバスルームブランド『hansgrohe』とタッグを組み、リラックス感と刺激を両立したシャワーヘッドを開発。¥17,850(LOVE PIECE CLUB TEL:0120・812・554)

3、気持ちよさもアプリで可視化する時代に。

self4

体調や気分によって変動する“快楽指数”をアプリと連動させることで数値化するアイテムが話題。「コーヒーを飲んだ時や映画でラブシーンを観たあとなど、どんな時に自分がオーガズムを感じられるかを可視化できるのが画期的。感じるポイントや条件を把握することは、自分のカラダときちんと向き合うためにとても大切」(近藤さん)

Lioness
世界初のオーガズムを可視化するスマートバイブ。センサーが骨盤底筋と膣の収縮を計測して専用アプリのグラフに記載。¥24,750(fermata https://hellofermata.com/

4、英国女王賞受賞トイが日本上陸するやいなや完売!

self5

イギリス発のセクシュアルウェルネス製品を扱う『Lovehoney』はプレミアムなプレジャーアイテムの認知度を広めた功績が認められ、2021年には故エリザベス女王2世から英国女王賞(企業部門)を授与され、話題に。なかでもバラ型の吸引トイはTikTokのレビューきっかけで各国で大バズリ。日本でも今年発売されるやいなや、欠品続きの大人気商品に。

Lovehoney Rose
『Womanizer』に採用されている特許取得済みの技術を搭載し、6段階の吸引レベルと4種の吸引パターンを実現したバラ型の吸引トイ。防水タイプで機能性も抜群。¥8,085(Lovehoney https://www.lovehoney.com/

近藤佳奈さん 大学を卒業後、新規事業の立ち上げ、企画やサービスディレクションなどの経験を積み、2019年にfermata株式会社のCOOに。日本のフェムテック市場のさらなる発展のために尽力。

オダウエダ 『女芸人No.1決定戦 THE W 2021』で優勝を飾る。テレビや雑誌でも「性欲の強さはふたりそろって人二倍」と公言しており、最新のセルフプレジャーグッズにも興味津々。
写真右・ウエダさん Yverest Sakura スマートバイブレーター¥¥12,100(fermata)
写真左・オダさん biird. Evii(ユズイエロー)¥15,400(LOVE PIECE CLUB)

※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。写真・中島慶子 イラスト・水元さきの 取材、文・小寺慶子

(by anan編集部)

PICK UPおすすめの記事

MOVIEムービー