
投資初心者にやさしい仕組みが盛りだくさん。NISAを始める前に、特徴とルールを正しく理解しよう。
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教えてくれた方
Profile
塚越菜々子
ファイナンシャルプランナー。家計簿なしで貯まる仕組みを作る「家計改革プログラム」を独自に開発し、これまで3000人超の家計や資産運用のサポートを行う。身近なお金のトピックをわかりやすく伝えるSNSも好評。
少額からでも始められてお金を増やしやすい資産形成術。
時間を味方につけてお金を増やすのに最適な仕組みがNISA。投資なので元本保証はないものの、歴史的に見ると長期運用・積立投資が前提であれば株式は成長する可能性が高まるため、暴落リスクを抑えることができる。今後も加速が予想されるインフレの対抗策として取り入れるには最適。
「NISAの特徴は、少額からでも始めることができ、運用利益が非課税になることです。課税口座で投資した場合だと、利益から約%の税金が引かれますが、それがまるまる利益になるのは大きいですよね。個人が持っている資産を有効活用できるように国が始めた制度なので、ほかにもメリットがたくさん。投資ビギナーでも失敗しにくい仕組みが整っているので、まずはNISAで投資を始めることを検討してみて」
NISAの仕組みって?
投資初心者にやさしい仕組みが盛りだくさん。NISAを始める前に、特徴とルールを正しく理解しよう。

上の表は、NISAの主な特徴やルールをまとめたもの。「金融機関によっては100円からでもスタート可能。少額からコツコツ始めることで、時間を味方につけて資産を増やすことができます。初心者はとりあえずつみたて投資枠を活用した投資がおすすめ。枠を使い切ったり、投資の感覚が掴めるようになって投資先の幅を広げたくなったら成長投資枠を視野に入れるぐらいでいいと思います」
NISAの特徴
※ 1. 定額を定期的に積み立てる積立投資に特化した枠。「購入できるのは金融庁が定めた条件をクリアした投資信託のみ。初心者でも選びやすくなっています」
※ 2. NISAの枠内の運用で得られた利益には、一生税金はかからない。「通常の課税口座の場合、利益から約20%の税金が引かれるので、この差は大きいです」
※ 3. 投資できる金額には上限が。つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠と合わせると年間360万円まで投資可能。「上限は気にせず、できる範囲で積立を」
※ 4. 非課税で投資できるのは総額1800万円で、うち成長投資枠は1200万円まで。「元本の上限が1800万円なので、そこから運用で増える分には問題ありません」
※ 5. 口座は一生涯保有できるため、年齢や時期を問わずNISAを活用できるように。「期限がないため、自分のタイミングで売却して現金化できるのも魅力です」
口座開設が第一歩! NISAの始め方をチェック
NISAを始めるためには、専用口座の開設がマスト。本人確認書類とマイナンバー確認書類の準備を忘れずに。
STEP1. ファンドを選ぶ
NISAで買えるインデックスファンドなどの商品は、金融機関により取り扱いが異なる。まず自分が買いたい商品を決め、取り扱いがあるかどうかを確認したうえで口座開設を。
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インデックスファンド
日経平均やNYダウなど市場の代表的指数(インデックス)と同じ値動きをするよう構成された投資信託。低コストで長期投資に適している。
STEP2. 金融機関を選ぶ
NISAの窓口は、証券会社や銀行などの金融機関。銀行だと株やETFは購入できないため注意したい。おすすめは、ラインナップ豊富で手数料が安いネット証券。
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ネット証券
取扱商品の多さ、手数料の安さに加え、自分のタイミングに合わせて24時間取引できるのが魅力。楽天証券やSBI証券などが代表的。
STEP3. 口座を選ぶ
STEP2の金融機関で口座を開いた後に、ようやくNISAの口座が開設できるようになる。その際の設定では「特定口座」の「源泉徴収あり」を選ぶようにしたい。
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特定口座
NISA枠以外で株や投資信託を購入した際、その売買で生じた利益に対する税金の計算や申告書の作成を証券会社が代行してくれる口座のこと。
STEP4. 積立設定する
口座開設後に、購入商品と積立額、積立日を設定する。投資信託の場合は分配金の設定も重要。「受取型」と「再投資型」のうち、複利効果が狙える再投資型を選んで。
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分配金
運用益から投資家に還元されるお金。再投資型だと、分配金を元本に組み入れて再投資するため、利益が利益を生む複利の効果が発揮される。
STEP5. メンテナンス
設定後は自動で積立されるため、基本はほったらかしでいいのがファンドの魅力だが、年に1回程度は見直し、相場の変動に合わせてリバランスするのがおすすめ。
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リバランス
相場の変動で保有資産のバランスが崩れた場合、売買で調整しリスクを軽減すること。中・上級者向けだが、初心者もチェックしておきたい。
イラスト・黒猫まな子 取材、文・宮尾仁美
anan 2498号(2026年6月3日発売)より






























