
お金の知識をつけて不安を減らしたいなら、何よりもまず“自分のお金の現在地”を知ることが大切。収支の見える化から貯金目標の立て方、貯まる仕組みづくりまで「管理する力」を身につけましょう。
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教えてくれた方
Profile
横川楓
1990年生まれ、東京都出身。金融・経済アナリスト。日本金融教育推進協会代表理事。24歳でMBA(経営学修士)、ファイナンシャルプランナーを取得。最新刊『散財さんのお金の増やし方』(三笠書房)が発売中。
自分の現在地がわかればお金の不安は解消できる
「自分が今いくら持っているか、将来なりたい自分でいるためにはいくら必要なのか。漠然とお金の不安を抱えている人ほど、この質問に答えられないことが多いです」
そう話すのは“お金のことを誰よりも等身大の目線でわかりやすく”をモットーに、お金の知識を啓発、金融教育の普及に取り組んでいる横川楓さん。
「まずは、自分の現在地をしっかり見つめて可視化する。お金の習慣や癖を知り、将来に対してどうアプローチするかがわかれば、不安は軽減するはずです」
その第一歩は家計の把握から。
「家計簿をつけるとなると、途端に面倒に思えるかもしれませんが、実はキャッシュレスが進む今の時代は、支出の“見える化”は想像以上にスムーズ。使い勝手のいい家計簿アプリも複数あるので、気負わずにまずは使ってみましょう」
収支を見える化し、“管理する力”を身につければ、次のステップが見えてくる。
「“管理する力”はお金に対する“基礎体力”。この土台がしっかり備わってこそ、貯める力、増やす力も鍛えられる。現実から目を逸らさず、自分のお金と向き合う勇気を持って」
お金ビギナーがまず身につけたい3つの力
① 管理する力
“習慣化”で身につけるすべての土台
“お金にまつわる力”のうち、20~30代の女性がまず強化すべき部分。身につけるためには、歯磨きやサプリメントを飲むのと一緒で、家計簿入力を習慣にしてしまうこと。「毎日であれば通勤電車に乗ったら、週に1度なら土曜のヨガ前に家計簿アプリを立ち上げるなど、既存のルーティンに組み込むと習慣化しやすいです」
② 貯める力
いざという時の備えが不安を拭う
先行きが見えない今の時代、もしもの時に備えて貯金はしておきたいところ。「毎月残った額をなんとなく貯金、というのはNG。収支をつければ具体的な貯金可能額がわかるので、具体的な目標額と期限を設定した上で、普段使う口座とは別に貯金専用口座を作りましょう」
③ 増やす力
副業や投資など仕組みの活用で強化
2017年から多くの人が加入できるようになったiDeCo、'24年からスタートした新NISA、副業まで。「増やす力も家計の把握ナシには、その力を発揮できません。自分の現状がわからないまま、一定額をiDeCoに回すのは危険。老後まで引き出せないiDeCoではなく、すぐに引き出せるNISAから始めるべきかなどはしっかり考えて」
anan 2498号(2026年6月3日発売)より





























